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ロートレック荘事件 (筒井 康隆 著) (1990 新潮社)  80点

2018-10-12 22:44:43 | 読書遍歴

叙述ものでミステリーの名作と言われていた作品である。なぜかしら今まで全く読んでいなくて、いよいよ読むことになる。

まあ、アンフェアとか言われてるみたいだが、ぎりぎりですなあ。オレが章ごとに一致していないから、関係がはっきりしない。何度、前に戻ることがあったか。この小説こそ、ミステリーの最初の方によくある人別表がほしいと思う。

でもこの小説にかぎりそれだけができない、、。これがこの小説の叙述の真相だから、、。

ラストになって、やっと事件の真相が語られる。面白いが(叙述から解放されて)、これこそ人の心理のミステリーの別の真相を知る。後味は悪いが、、。

筒井は性格が悪い。


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