一人の作家の生涯を描いた作品です。と言ったら、もう身も蓋もないが、ものすごく地味な内容で、ロマンスも多少あるが、控えめでほとんどドラマチックな様相はない。
その代わり、背景の古きよき時代の時代設定はしっとりと落ち着いており、彼自身もそたいそうイケメンで、彼を取り巻く女性陣もまさに華やかで、しかもすこぶる美人揃いで、見ているだけでうっとりする。
話自体は戦争の影響が「ライ麦畑を」を産んだように描かれてはいるが、恐らく実際はそれだけではないように思う。もうちょっとその辺りを丁寧に掘り下げて描いてくれれば作品的にももっと重層感が伴ったように思う。
それにしてもこの題名何とかなりません?気恥ずかしいデス。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます