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シーサイドモーテル (2010/日)(守屋健太郎) 70点

2010-06-17 13:28:21 | 映画遍歴
海も見えないのにシーサイドモーテルとはいかに、と最初から人を馬鹿にしたコメディですが、この映画、ホテルそのものが主役なのにフロントも一切出てきません。

4つの部屋の出来事をコメディにしてあるんですが、結局それぞれ関連するところもあまりなく、この手の映画にしてはちょっと手抜きかと。

まあ一番しゃんとしているのが、ギャンブルでヤクザから逃げて追いつめられる【山田孝之】【玉山鉄二】【成海璃子】チームでしょうか。この3人は思い切りコメディの役柄を勉強している感。それぞれ現実との浮遊感が面白いのでしょう、結構好きなように演技していた。【温水洋一】が途中で乱入したり、【柄本時生】との海辺写真カップルのいきさつなど結構笑える。

【生田斗真】と【麻生久美子】の詐欺師とお疲れコールガールのカップルもそこそこ面白いが、少々手垢のついたネタと【麻生久美子】のまたまたやっているワンパターンで、やはり【生田斗真】ファンでないと乗れない展開。

あと、【古田新太】の女装も見飽きた感じだし、何よりすぐ愛妻が浮気で死んじゃうのが早過ぎて、おっともったいないという感じ。それ以上発展しようがないですね。

もうひとつ、【池田鉄洋】のキャバクラ外遊は何が面白いのか浮いていました。

警官二人のエピソードも(俳優はいいけれど)ダサく、ちょっと引いちゃいますね。

と、書けばかなりくさしている感じですが、2時間結構退屈せず見られたのも事実です。こういうホテルものは、何かのパロディにするとか、4つの話をそれぞれ関連持たせないと今の観客は目が肥えているから追いて行きませんデ。

それにしても、【山田孝之】は完全おっさんに変貌してしまいましたね。少し前 『手紙』では【玉山鉄二】と兄弟愛で観客を号泣させた青年役ぶりはいずこへ。

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