鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ノブドウ

2006-09-20 | 植物
山道の脇にノブドウの実が成っていました。
色は、赤紫と青です。特に青い実は、果実には珍しくコバルトブルーです。
派手というか鮮やかというか、毒々しい感じさえします。

もちろん食べられません。鳥は食べるそうですけどね。
見て楽しむ分にはきれいな果実といっていいかもしれません。
これとは別に、真っ黒い色をした山ブドウというのがありますが、これは食べられます。
少し酸っぱいですが・・・


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栗の実

2006-09-19 | 食べ物
季節は確実に秋に向かって進んでいます。
野山を歩くとそれが肌に感じられます。
花や木の実は夏から秋のそれに移り変わっています。

あちこちで栗の実が実ってきました。
はじけて落ちているものはまだ少ないですが、中にはこのようにイガが割れて
茶色の栗の実が顔をのぞかせているものもあります。
近くの野山を散策すると、17日の台風で栗の実がいっぱい落ちていました。
早速拾って帰り、栗ご飯にして秋の味覚を楽しみました。

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熟れたニガゴリ

2006-09-18 | 植物
夏の間中次々に実が成り、我が家の食卓にのぼったニガゴリ(ニガウリ)も
そろそろ終わりです。
狭い畑に植えていたら、生垣の後ろや隣の高い木の上に伸びていって実が成り、
気がついたら熟していて食べられなかったものがいくつもあります。

これも、カリンの木の上まで伸びて、オレンジ色に熟したニガゴリです。
昨日の台風で激しく揺れていましたが、落ちることもなく、皮がはじけてしまいました。
熟したニガゴリは、中に赤い種があり、ドロドロしていて甘いです。
といっても、熟したニガゴリを食べる人などいないですけどね。
来年になったら、畑からニガゴリの芽がたくさん出てきます。

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タラノキの花

2006-09-17 | 植物
樹木の花は春に咲くものが多いですが、初秋の今、花を咲かせている木が
あります。
タラノキの花です。
緑色の山の中に白い花がひときわ目立っています。
白い小さな花が房状にたくさん集まって咲いています。
タラノキは、春に新芽を天ぷらにして食べるとおいしいです。


子供のころ、種子島で山菜というと、タケノコ、ツワブキ、アザミ、クサギ位で、
他の山菜はあまり食べませんでした。
タラの芽も食べたことがありません。
いつでも野菜が取れたので、あえて他の山菜を取る必要もなかったのかもしれません。

東北に住むようになって、春の山菜取りの盛んなことにびっくりしました。
ありとあらゆる山菜を取っていました。私などの知らない山菜がたくさんありました。
雪に覆われて野菜も取れなかった冬が終わり、いっせいに新芽が芽吹き、新鮮な山菜を
取る習慣ができたのでしょう。
中でもタラの芽は最も重宝していた山菜でした。
私もこのときからタラの芽を取って食べるようになり、鹿児島に帰ってきてからも
取るようになりました。
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キビナゴ

2006-09-16 | 食べ物
キビナゴのシーズンがやってきました。
キビナゴは、体長10cm足らずのニシン科の魚で、夏の終わりから秋がシーズンです。
九州以外でも捕れますが、郷土料理にしている点で鹿児島を代表する魚といっていいでしょう。

鹿児島では、種子島や甑島近海で漁が行われ、海のしずくとも呼ばれています。
種子島ではザコ(雑魚)と呼ばれて親しまれています。
値段も安く、生でよし、煮てよし、焼いてよしの大衆魚です。


食べ方はいろいろありますが、いくつか紹介します。
・刺身(頭、内臓、骨を取り、酢味噌やポン酢で食べる。皮のほうを上にして菊の
花のように丸く並べた刺身が、薩摩料理の店でよく出される)
・刺身のぬた和え(ぬたと刺身を和える)
・煮物(醤油味で煮付ける。生姜の千切りを加えるとよい)
・味噌汁の具として用いる。
・天ぷら(丸ごと天ぷらにし骨ごと食べる)
・天日干ししたものを、焼いてから骨ごと食べる。干しキビナゴは種子島の土産物屋で
売っている。

我が家ではキビナゴのナマス和えを作りました。


・刺身と同じように、頭、内臓、骨を取る。小さな魚なのでこれが面倒くさい。
・大根、にんじんのナマスを作る。酢はカボスを絞って天然の酢を作りました。
・ナマスと刺身を和える。
・カボスの皮を小さく刻んで上に散らす。

ナマスと和えることにより、生臭さがなくなりおいしく食べられます。

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クズの花

2006-09-15 | 植物
今の時期、秋の七草の一つであるクズの花が、道路脇や畑の脇に咲き誇っています。
繁殖力旺盛なマメ科のつる植物で、電柱を支える鉄線や、他の植物に絡み付いて
伸びていきますので、厄介者の植物になっています。

花は赤紫色の房状をしており、一つ一つの花はマメ科植物特有の形で、中心が黄色です。
近くにいっても匂いはあまりしませんが、鼻を近づけると割と強い甘酸っぱい匂いがします。
クズの根からは葛澱粉(葛粉)が取れます。

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石垣の弾痕

2006-09-14 | 史跡
島津氏の居城だった鶴丸城の一角に、私学校跡があります。
私学校は、西郷隆盛が野に下って鹿児島に帰ってきてから開いた、薩摩藩の若者の
教育機関です。
現在は、国立病院機構鹿児島医療センター(旧九州循環器病センター)の敷地に
なっています。

ここの石垣を見ると、表面に直径4~5cm位の凹みが無数にあります。
明治10年の西南戦争のときの、官軍の攻撃による銃弾の痕です。
戦争の激しさを生々しく伝えており、文字通り歴史が刻まれている石垣です。
西郷隆盛終焉の地は、ここから少し上った城山の中腹にあります。




石垣には無数の弾痕の跡が・・・
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ガジュマルのトンネル2

2006-09-13 | 植物
7月31日、種子島の安城にあるガジュマルのトンネルを紹介しましたが、別の
ガジュマルのトンネルです。

前日紹介した、種子島の能野展望所を海岸に下りていくと、下能野という集落があります。
そこの下能野神社境内にこのガジュマルがあります。
右側が元の根元と思われ、アーチ状に左に折れ曲がり、左の枝から気根が出てトンネルに
なっています。

気根が出るガジュマルだからこんな変わった木ができるのでしょう。
自然にできたものか、人為的に作ったものかわかりませんが、珍しいガジュマルです。

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能野展望台

2006-09-12 | 風景
前日、種子島の東海岸の展望台を紹介しましたが、今回は西海岸の展望台です。
西之表市の西海岸に、能野(よきの)という集落がありますが、ここの背後の高台に
能野展望台があります。
公園としてよく整備された展望台です。



ここからは、眼下に能野集落、上能野漁港、その向こうに東シナ海に浮かぶ馬毛島を
眺めることができます。
右側には、畑の向こうに西之表市街地が一部見えます。
また、視界がいいときは、屋久島、硫黄島、大隅半島、開聞岳等がパノラマのように
広がっています。


下能野集落と漁港。向こうに馬毛島がかすかに見える。

能野集落は俳句が盛んなのか、公園入り口に子供の俳句が板に書かれて張られています。
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天女ケ倉

2006-09-11 | 風景
種子島は平坦な島ですが、それでも最高地点が282mありますので、高台もあり
展望台もあります。
東海岸を展望する代表的な展望台が、ここ天女ケ倉(あまめがくら)です。

西之表市の東海岸に安納という集落がありますが、その西の高台にあります。
標高は238mです。
眼下に安納集落を見下ろし、その向こうに広大な太平洋を展望することができる
大変眺めのよいところです。

南には、南北に長い種子島の景色が延々と連なっています。
そして反対側に目を転ずれば、東シナ海と馬毛島を眺めることができます。
ここは、ハンググライダーの基地にもなっているようです。
安納集落は、最近安納芋で全国区の名前になりました。


安納集落と太平洋を見下ろす。
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