鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

首折れサバ

2006-09-10 | 食べ物
鹿児島中央駅前の朝市は鹿児島市民の台所といっていいところです。
新鮮で豊富な魚貝類や野菜が安い値段で売られているので、時々利用しています。
ここに首折れサバが売られていたので買ってきました。
2尾で480円という手ごろな値段でした。


首折れサバは、捕れたばかりのサバの首を折り、血抜きをしたものです。
こうすることにより、鮮度が長持ちすると同時に青魚特有の生臭さが消え、おいしい
刺身ができます。
料理屋などで注文すると、結構な値段がします。
早速刺身にして食べました。
普通のサバの刺身に比べてあっさりした、それでいて深い味のするおいしい刺身でした。


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落花生の塩煮

2006-09-09 | 食べ物
落花生の収穫の季節です。
種子島から落花生をたくさん送ってきました。
落花生は、天日干しにした後、殻付きのままあるいは殻を取ってからフライパンで炒り、
硬くなったものを食べるのが一般的です。
乾き物としてビールやウイスキーのつまみとしておなじみです。

種子島では、この方法でも食べますが、収穫して間がないものを煮て(ゆでて)食べる
ことが多いです。
お湯で煮て塩を少々入れます。
当然軟らかく、塩味がほんのりして、硬いピーナツとはまた違った味わいがあります。
難点はつい食べ過ぎてしまうことでしょうか(落花生はカロリーが高いですので)。


落花生の塩煮

ところで、若い人や子供の中には落花生が土中で根に付いていることを知らず、
空中で枝に付いていると思っている人がいるらしいですね。
枝豆などと一緒だと思っているのでしょうか。
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アケビ

2006-09-08 | 食べ物
山でアケビの実がなっているのを見つけました。
まだ硬くて食べられませんが、10月になると薄紫色に熟し、2つに割れて果肉が
顔をのぞかせます。
白いクリーム状の果肉で、黒い種がいっぱい入っています。
甘い味がし、ムベ(鹿児島でウンベ)と似たおいしい果実です。


(鹿児島市松元で)

東北では、このアケビの皮を食べます。
山形の山中を同僚(山形県人)と歩いていたら、熟したアケビがあり、私が中身を
食べて皮を捨てると
「この皮がおいしいんだ」
といって、拾って持って帰り、宿の主人に料理してもらいました。

作るところは見ていませんが、皮の中に肉、キノコ、野菜を詰め、油で揚げた料理でした。
皮のほろ苦さと具材が交じり合った、素朴な味がしたのを覚えています。
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茶畑のファン

2006-09-07 | 風景
鹿児島は茶どころです。
知覧の茶が有名ですが、他に頴娃(えい)、松元、溝辺でもたくさん作られています。
種子島でも、番屋峯という静岡からの移住集落があり、ここで作られています。

写真は松元の茶畑です。
ファン(扇風機)が立っていますが、これは防霜用です。
5月の一番茶の頃、遅霜で新芽がやられることがあるため、空気を撹拌して霜の害から
守るのです。



知り合いのバスガイドから聞いた話です。
このファンのことを知らない県外の観光客に聞かれて
「鹿児島は暑いから、お茶も扇風機で涼しくしてやる必要があるんですよ」
と冗談で言ったら、真に受けてしまったとか。
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タチウオ

2006-09-06 | 食べ物
釣り好きの知り合いから、タチウオが釣れたといって、おすそ分けをいただきました。
(8月20日にタイをいただいた知人とは別人。釣り好きの知り合いが何人かいて、
時々おすそ分けをいただくので助かっています。お礼には、山の幸、畑の幸を
差し上げることが多い)

タチウオは、太刀魚と書くように刀剣に似た白くて扁平で細長い魚です。
写真は60cmくらいの体長があります。
塩焼きと、から揚げのあんかけを作って食べました。




タチウオの塩焼き。カボスをたっぷりかけて食べました。
味は淡白であまりくせがありません。
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水槽のホテイアオイ

2006-09-05 | 植物
7月7日、ダム湖で大発生しているホテイアオイを紹介しましたが、我が家の庭の
水槽でもホテイアオイを栽培しています。
水槽(古いカメ)でメダカを飼っており、そこに浮かべているのです。

最近、次々に花を咲かせています。
花びらは6枚あり、そのうちの1枚は、中心部から黄色・青の炎のような模様があり、
一番外側は薄紫色をしています。
他の5枚は全て薄紫色です。
花の命は短くて、2~3日したらしぼんでしまいます。

ヒヤシンスに似ており、なかなかきれいな花です。
南米原産の帰化植物だそうです。
これが、湖沼で大発生して問題になっているとは・・・

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バショウの実

2006-09-04 | 食べ物
種子島にはバショウ(芭蕉)の木がたくさんあります。
時々これに実がつきます。
長さは10cmくらいで、モンキーバナナと同じくらいです。
味は、バナナと同じです。
いや正確には、濃密な味というか、野性味があるというか、微妙に異なりますが、
おいしい果物であることに変わりありません。

実は、完全に黄色になる前に取り、何日か寝かせて黄色くなってから食べます。
妻の実家から時々このバショウの実を送ってきます。

子供の頃、バナナは貴重品でめったに食べられませんでしたので、バショウの実が
最高においしい果物でした。
バショウの実だって、そんなにしょっちゅう食べられたわけではないですけどね。


(種子島で)
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緑竹

2006-09-03 | 植物
種子島の山中を歩いていたら、珍しい竹を見つけました。
谷に生えていたのですが、直径5~10cm程度でモウソウチクより少し小さい竹です。

びっくりしたのは、タケノコが生えていたことです。
撮影日は9月2日ですが、タケノコの高さは1~2mになっていました。
タケノコの食べ頃は8月と思われます。
真夏に取れるタケノコには、8月8日に紹介したチンチクダケ(ホウライチク)が
ありますが、これよりはるかに大きな竹です。

調べると、台湾原産の竹で、夏にタケノコが取れる緑竹というのがあるそうですので、
この緑竹かなと思います。
しかし、緑竹を見たことがないので自信がありません。
緑竹は、台湾から移植して鹿児島で栽培されているそうです。
この竹も栽培しているものかもしれません。


タケノコの直径は10cmくらいある。
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センニンソウ

2006-09-02 | 植物
今の時期、道路脇でこのセンニンソウ(仙人草)をよく見かけます。
ツル植物で、緑の中に白い花がぼうっと霞んだようにそこだけ明るくなっています。
ひとつひとつの花は3cmくらいと小さく、4枚の花びらが十字形に広がって、
中心から雄しべと雌しべが伸びています。

花の香りは甘酸っぱいにおいがします。
葉には毒があって、牛馬に食べさせてはいけないそうです。
花の時期以外は、雑草として目にも止めない植物です。

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