ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書22(神様の御用人)

2023-09-30 17:49:09 | 読書
浅葉なつさんの神様の御用人、10巻で完結になったけど、その続編。サブタイトルは継いでゆく者。

神様の御用人は本当に面白い。サクサク読めてしまうし、でも、すぐに忘れちゃう。
今回は農耕の神様がでてくる。新嘗祭の新室を表す久久紀若室葛根神(くくきわかむろつなねのかみ)神様への存在、神様を敬う人の心が薄れていくことで、存在自体が危ぶまれる神々。そののぞみを、主人公、良彦の祖父敏益が解決していく、良彦が御用人になる前の物語。

刀鍛冶の物語では宇迦之御魂神がでてくる。稲荷社を管轄しているこの神様は稲荷狐の人事も管理していて、このシステムが最先端というのも笑える。面白かった。
狐だけでなく犬も雇われているっていうのも面白い。

後半にはもうひとりの御用人が出てくるけど、まだ御用人には選ばれていない。今後はこの少年も絡んで物語がすすむのかな?

良彦には方位神である黄金がついているのだけど、この2人のやり取りが本当に面白く、黄金がかわいい。

最後には白狼も出てくる。体は大きいけど、気の弱そうな白狼がどう絡むのか楽しみ。

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