今日は上五島滞在の最終日ということで、昼の福江島行きフェリーまで回りきれなかった場所をいくつか訪問していくことにする。写真にあるのは若松島の北端近くにある大平教会(いつもの雑地図でいうと、②と⑤の結節点あたり)。
狭い道をひたすら原付で進んでいくと、ひなびた漁村が見えてきて、その中に静かに佇む教会である。
スロープを上っていくと、少しくたびれた白い外壁の教会が表れた。潮風などに耐えるためか頑強な出で立ちをしているが、ステンドグラスがない分、かなり質素な印象を受ける。
ただ、
不法侵入をした輩がいて通報した旨の張り紙があり、ここまで来てそんな無茶なことやるのか、と呆れた。いやもしかすると、「悪路の中わざわざここまで来たんだから、中を見るぐらい別にいいでしょ」ぐらいの心境だったのか。コロナに対する閉鎖や限定公開の対応は正直バラバラで自分も困惑することがなかったとは言わないが、とはいえ(何度も掲示に出てくるワードだが)教会は観光地ではない、という点で根本的に認識違いをしているのだろう。
マリア像の後ろから町をみやる。
周囲の状況からも想像できたが、こちらは2003年に廃校したものらしい。そもそも集落の規模的にこのサイズが必要だったのかと思うが、それでなくても、この交通の不便な環境+少子化の中で学校を維持するのは困難だったのだろう。
美しい海と釣りを楽しむ人たち。
確かにこの景色はのどかで魅力的に映るが、ここでずっと生活していくのはまた全く違った問題なのだろうと思った。
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