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海士町南端にある雨の岬を訪れた後、一気に北東に向かって進んでいる途中に、謎の鳥居を見つけた。
ここは「奈須神社」というらしく、死線が見えるヤツとか、武器をいっぱい製造するヤツなんかが祀られてそうな名前だが、あいにく時間がないため入口だけ撮影しましたよと(・∀・)
で、到着したのこがこちら。
ちょっとわかりにくいかもしれないが、田畑の向こうには小さく鳥居が見える。
ご覧の通り周囲に何もないので、一種異様な光景である(規模はともかく、和歌山の大斎原といい勝負か)。
こういう雰囲気って、某サウンドノベルみたく閉鎖的な村落と独特な信仰からの・・・連続殺人(;´Д`)!とかなりそうな感じだが、そうなると雨天で人気のない時にのこのこ訪れたワイは格好の獲物ってワケやな( 。∀ ゜)
まさか、て・っ・ぺ・い(色々おかしい)??
ちなみに社殿はこんな感じ。古民家をちょっと改造しましたみたいな体だが、昭和30年代までは茅葺であり、それなりに雰囲気があったのだろう。
なお、この拝殿の後ろには隠岐の神社ではよくあるタイプの本殿(例えば島後の水若酢神社を参照)があるのだが、急いでいたためかものの見事に撮影を失念していたため、水田のただ中に鎮座する庶民的な神社の姿だけが記録に残った形となっている。
うわー、これ絶対帰り際にホラーイベント発生するヤツやん!
境内で何かやらかして、
「ぺた・・・ぺた・・・」
「ざわ・・・ざわ・・・ノーカン!ノーカン!」
「ところがどっこい、夢じゃありません!!」
てな展開ですねわかります(色々混ざり過ぎィ)。
ちなみにここは独特な名前からも察せられるように『延喜式』にも所載の名神神社で、その由緒の古さから中世の当地為政者から崇敬されていたらしい。
隠岐は、その範囲に比して神社の多さも去ることながら、その由緒の古さを感じさせるものが多い(まあ正確な由緒は焼失などでわからないケースもままあるのだが)。あるいはもしかすると、この神社が戦後になってから神社本庁に参加したように、離島という地理的要因もあっての自立性が、その独自性を今日まで残存させているのかもしれない。
とか何とか思いながら神社を去る時に、この景色を見てなぜか金田一耕助の「悪魔の手毬唄」を思い出した。
さて、じゃあ鬼に追われる前に、町の方へ逃げるとしようかの・・・
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