ウィッチブレイドを約半分(12話)までの感想などを書くことにする。
(母親が戦う、その必然性)
ウィッチブレイドはOP、EDの内容からも明らかなように親子というものをテーマとしている(雅音と梨穂子etc...)。女性が戦う話は色々あるが、母親が戦うのは斬新ではないだろうか。今までそういった話がなかった主な理由は、「感情移入できないから」、そして母親が戦う姿にリアリティが感じられない(母親は破壊するより生み出すイメージを社会的に付与されているため)というものであったと推測される。ウィッチブレイドは、「娘との生活のために戦う」という理由付けによって必然性を与えている(これが現代ならコメディ色が強くなるだろうが、大災害後の世界においてはシリアスなものとなる)。とはいえ、ウィッチブレイドの力が魅力的であることを語る高山に対して、雅音は「男のあなたにこの怖さはわからない」といった発言をしており、母親(女性)が戦闘にそぐわないという従来のイメージもきちんと提示されている。そうすることによって、戦闘へと駆り立てるウィッチブレイド・クローンブレイド及び戦闘兵器エクスコンへの批判が暗示されているわけだが、最終的にそれらがどういう形で収束するかによって、作品の評価は大きく変わるだろう。
(親子関係について)
次に作中の親子関係についての主張を列挙しようと思ったが、長くなりそうなので割愛(※)。一応児童福祉庁に関してのみ述べておくと、「子供は貴重」という(極端に言えばまるでモノ扱いの)発言が特徴的であり、しかもその真意は優秀な子供を集めることである。視点が雅音側なのを考えると親子を引き裂くものとして反感を持つよう演出されており、それが雅音に戦う必然性を与えている。またそれは、優秀な子供の育成(お受験など)、少子化に関連しての子供の扱われ方(数の重視?)への批判でもあると推測される。
※余談だが、『モン・スール』や『ダンス・ダンス・ダンス』などとの関連で家族について書こうかと思っている。
(演出に関する細かい話)
高山の秘書、瀬川の「かわいそうだなあ」発言…雅音が窮地に陥っているのにこんな悠長な発言をさらっとさせていることで、彼の酷薄さを表現しているのは上手い(まあわかりやすいのは斗沢に仕事を押し付けた時の発言だけど)。
(エロ)
ウィッチブレイドの格好のエロさ。戦いとエロスは結びつきやすい…と。まあこの辺は客観的にエロいというか狙っているとわかる。個人的にはナォミ(占い師)がいい。
(笑い)
◎「あたためた~い。チーンてな」
…言った奴のビジュアルとともに最高。こいつが三人並ぶとムサいことムサいこと
◎「ムッツリゴリラ」
…雅音による高山の見事な喩え。「山猿」もなかなかだが。
◎雅音の胸の強調っぷり
…ああもあからさまだと笑うしかない
◎スクール水着みたいなネオジーンの訓練服
…ファーザーの趣味だったら笑えるなあ
◎無駄な動きの多い訓練
…飛ぶ必要ないじゃん。あと振りかぶるのは無駄
◎梨穂子の「合コン…」「濃いオタク…」
…こーして子供は変なことを学んでいくのであったとさ
(これから)
しばらく脇に置かれていたエクスコンが動き出したり斗沢が活躍したりとなかなかおもしろい展開が期待できそうだ。あと、「一つだけ欠けているのは嫌い」がどういう展開を見せるのかも興味深い。
(母親が戦う、その必然性)
ウィッチブレイドはOP、EDの内容からも明らかなように親子というものをテーマとしている(雅音と梨穂子etc...)。女性が戦う話は色々あるが、母親が戦うのは斬新ではないだろうか。今までそういった話がなかった主な理由は、「感情移入できないから」、そして母親が戦う姿にリアリティが感じられない(母親は破壊するより生み出すイメージを社会的に付与されているため)というものであったと推測される。ウィッチブレイドは、「娘との生活のために戦う」という理由付けによって必然性を与えている(これが現代ならコメディ色が強くなるだろうが、大災害後の世界においてはシリアスなものとなる)。とはいえ、ウィッチブレイドの力が魅力的であることを語る高山に対して、雅音は「男のあなたにこの怖さはわからない」といった発言をしており、母親(女性)が戦闘にそぐわないという従来のイメージもきちんと提示されている。そうすることによって、戦闘へと駆り立てるウィッチブレイド・クローンブレイド及び戦闘兵器エクスコンへの批判が暗示されているわけだが、最終的にそれらがどういう形で収束するかによって、作品の評価は大きく変わるだろう。
(親子関係について)
次に作中の親子関係についての主張を列挙しようと思ったが、長くなりそうなので割愛(※)。一応児童福祉庁に関してのみ述べておくと、「子供は貴重」という(極端に言えばまるでモノ扱いの)発言が特徴的であり、しかもその真意は優秀な子供を集めることである。視点が雅音側なのを考えると親子を引き裂くものとして反感を持つよう演出されており、それが雅音に戦う必然性を与えている。またそれは、優秀な子供の育成(お受験など)、少子化に関連しての子供の扱われ方(数の重視?)への批判でもあると推測される。
※余談だが、『モン・スール』や『ダンス・ダンス・ダンス』などとの関連で家族について書こうかと思っている。
(演出に関する細かい話)
高山の秘書、瀬川の「かわいそうだなあ」発言…雅音が窮地に陥っているのにこんな悠長な発言をさらっとさせていることで、彼の酷薄さを表現しているのは上手い(まあわかりやすいのは斗沢に仕事を押し付けた時の発言だけど)。
(エロ)
ウィッチブレイドの格好のエロさ。戦いとエロスは結びつきやすい…と。まあこの辺は客観的にエロいというか狙っているとわかる。個人的にはナォミ(占い師)がいい。
(笑い)
◎「あたためた~い。チーンてな」
…言った奴のビジュアルとともに最高。こいつが三人並ぶとムサいことムサいこと
◎「ムッツリゴリラ」
…雅音による高山の見事な喩え。「山猿」もなかなかだが。
◎雅音の胸の強調っぷり
…ああもあからさまだと笑うしかない
◎スクール水着みたいなネオジーンの訓練服
…ファーザーの趣味だったら笑えるなあ
◎無駄な動きの多い訓練
…飛ぶ必要ないじゃん。あと振りかぶるのは無駄
◎梨穂子の「合コン…」「濃いオタク…」
…こーして子供は変なことを学んでいくのであったとさ
(これから)
しばらく脇に置かれていたエクスコンが動き出したり斗沢が活躍したりとなかなかおもしろい展開が期待できそうだ。あと、「一つだけ欠けているのは嫌い」がどういう展開を見せるのかも興味深い。
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