仕事や利益に結び付くと錯覚していた?
もちろんこれはカリカチュアであり、そういうレールで優位に立ってきた人間たちは受験というシステムへの適応力があるから、新たな環境への適応力もそれなりに高いがゆえに、就活というある程度システム化されたものも新しい「ゲーム」として乗り切れるケース(cf.朝井リョウ『何者』)は高い、ということも最後に触れられている。また会社側としては、入社後もそういう性質が期待できると予測するからこそ、学歴という視点で(も)フィルタリングしているのだろう。
とはいえ、最近『高学歴難民』という本も出たし(帰省した時に親が自分と同じ本読んでてのけぞったがw)、学歴とのミスマッチというのは政府のポスドク量産失敗問題もあるし、また学費の値上がりと所得の停滞・減少&奨学金問題、大学多すぎ問題など(その大学行くより高卒で就職した方が良かったんじゃね?てケースもある)、様々なところにシステムへの適応力の無さも去ることながら、システム自体の機能不全も様々指摘されていたりする。
また、AIの発達も日進月歩であるから、これから仕事では「あなたの持っているもので具体的に何ができるの?(もしくは何を成し遂げてきたの?)」という問われ方はますますしていくだろうなと思った(儒烏風亭らでんというVtuberに関して触れた記事はこういう視点にもつながる。なお、そもそも既存の社員も、ホワイトカラーがどんどん首切られたり配置転換になったり、あるいはブルシットジョブ化していったりと、今後様々な影響を受けざるをえないだろう)。
本来は、こういう状況を踏まえて受験に向けた勉強と同じくらいキャリア教育が重要になってくるわけだけど、まあ全然整備が追い付いてないですよねえ・・・て感じですかね。
まあ問題がそこここにありますなあと確認したところで、今回はここまで。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます