ラーメンフェス in 駒沢公園

2023-11-05 11:27:13 | 飯関係
 
 
 
外出症候群LV5のワイは、たとい熱が出ても家に籠ってはおれないので、広告を見て興味をもったラーメンフェスに出かけてみることにした。
 
 
てか駒沢公園って行ったことねえなあと思いつつ、久々の田園都市線で駒澤大学駅に降り立つ。
 
 
途中のマルエツで事前に安価で飲み物を確保しつつ、駅出口から南下すること10分、中央広場に到達。
 
 


 
 
 
なんやこのジェンガもどきみてーなモニュメントは🤣
 
 
 
とウケながら、入口でチケットを2枚購入。大久保公園で行われたご当地ラーメン選手権と違い、ここでは電子マネー決済もあるので便利。連休中で混雑を予想したが、昼時を過ぎていたからか、すんなり買えて中に入れた(まあイベント設備とかまであったので、フェスの規模が単純に違う、てことなんだろう)。
 
 


 
 
 
こんな感じでのぼりが並んでいるが、今回の目的は
 
 
 



 
 
オマール海老のヤツなんでまずはそっちを見てみる・・・
 
 
て一時間待ち、だと!?こちとら朝っぱらにウィダーinゼリー流し込んだだけなんで、腹がエンプティー状態かつ薬もキレて死にかけている(なぜそんな状態でここに来たのかと小一時間・・・)。
 
 
ほんじゃ第二候補の「プレミアム稲庭中華そば」に行ってみるべと目を向ければ、
 


 
 
 
こっちもなかなかの行列(30分くらい?)。だが、ここで元の予定を無視して右往左往すんのもアレなので、覚悟をキメて列に入りましたよと。
 
 
まあ動画見てる内に終わるやろ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
てな感じで脳筋市長が20分で荒くれたちを鎮圧する動画と、戦前の日本人が街中で荒らぶっている姿を紹介する動画を見る。うーむ、「昔は良かった」とか言ってるのはまさしく無知蒙昧な輩の寝言というのがよくわかりますなwそんな過去への幻想に耽溺している暇があったら、このラーメンフェスじゃないけど、今現在使える武器・リソースが何かをしっかり分析して、それを効果的に打ち出していく方法でも考えればええのにね。
 
 
まあこういうのって要するに認知バイアスなんよなあ。その「昔」に生きていた頃は違和感がなかったけど(その記憶がないけど)、今現在の社会には違和感を覚えるから、「昔の方が良かったはずだ」と明確な根拠なしに感じてしまうわけで。
 
 
しかし、データでひも解いてみると、「三丁目の夕日」とかで描かれる昭和30年代とかは、バリバリ犯罪が多かったし、水俣病などの公害とかも大変やったんよね。言ってしまえば、「昔は多すぎるから印象に残らなかった」のに対し、「現在は少なすぎるからマスメディアなんかに取り上げらて大々的に報じられることで、むしろ増加・凶悪化しているように錯覚してしまう」と(いわゆる利用可能性ヒューリスティックというヤツ)。これを思うと、「愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ」と言ったビスマルクの言葉の正しさが改めて理解できるが、彼がかつてそう発言したという意味でも、日本にも、現代にも限られない話と言える。
 
 
ちなみに「歴史に学ぶ」というのも注意が必要で、例えば学校で習う時なんかは偉人や大きな事件、つまり「何かキラキラした熱狂的なもの」を中心に教えられるからそういうものしか印象に残らないため、その時が何か輝いているように錯覚してしまう。例えば平安時代なら、学校で習うのは貴族の生活や文化ばかりだから華やかに見えるけど、防人とかやってる一般庶民の生活はもちろんそうではないしね。この点、武士の残虐さがクローズアップされないことで、やたら熱狂だけされる戦国時代や幕末なんかも同じよね。そこはそれ、映画「乱」における武士たちの振る舞いや、幕末の天狗党の乱みたいなのを事例としてちゃんと説明すべきやと思うなあ(てかそういうのなくして用語をバンバン詰め込んでいくことの意味がわからん。AIに代替できるマシーンをこの令和の時代でも量産したいのか?)・・・
 
 
てなことを考えていたところ、お呼ばれして器をゲット。
 
 
 

 
 
 
お~、これは何とも見た目が美しいなあ。小麦色のスープが何とも食欲をそそるぜ!
 
 
ではいただきます・・・
 
 
おお、美味いねこれは。スタンダードで上品な醤油ベースに、ちょっとラー油の風味とキノコの風味が入ってるのがアクセントになっている感じか。上品な口当たりと同時にクセになる要素を両方兼ね備えているよく考えられたラーメン、て感じ。近くにこの店があったら、週1は通いそうやね。
 
 
☆は5段階で4。ちなみに今は鼻づまりで感覚にデバフがかかっているので、0.8がけな感じだから実質5と言っていいんじゃないかな。
 
 
 
さて、一杯目を食べ終わったところで、二杯目は時間がかかるフランス由来のアイツなんで先にヤクをキメておこうと思いマス。
 


 
 
 
というわけで白い粉ならぬ黄色い粉をマルエツで購入済みのグリーンダカラで流し込む。あ、ちなみにいくらシンドいからって二袋投入したわけじゃないので悪しからず😛



 
 
 
次なるアイツ、「ブルターニュ産オマール海老のエスプーマ豚骨」は一時間待ち~。まあそりゃあね、サムネがもう目を引きますもん。わざわざ来るなら普段食べられないものをって発想するわけだけど、その時点でこの打ち出しは黒船的なインパクトありありで、ここに行かざれば何とする、とまで言えそうだよ。
 
 
さて、動画はと・・・
 
 
 
 
 
 
これでいきマウス。
 
 
てか前から思ってたけど、いわゆる「偉人」とかの話をする時に、その人間のダメっぷりやクズっぷりをもっとちゃんと教えた方がええと思うんよね。日本でも啄木、英世、治といった連中は同時代でもクズと言われてたし、今見ても比類なきクズっぷりと言える(金を浪費してて何が「働けど働けど・・・」やねん!どっちかというとオメーは「カイジ」とかに出演すべきキャラやろ!と啄木なんかには思ったものだwてか、福本節で書かれるダメ小説家やダメ芸術家シリーズ見たくないかい?「渾身の一句っ!これを出版社に投稿っっ!!」「がっ、ダメ!!」ぐにゃあ・・・みたいなねwww)。
 
 
さらに言えば、政治家でも伊藤博文の下半身のユルさとか枚挙に暇がないわけで(もちろん妾文化や公娼制度といった現在との差異は考慮する必要あり)、こういうのを業績と一緒にちゃんと教われば、偉人=とにかく素晴らしい人なんて発想にならず、権力を持った人間でも腐敗するのは当たり前で、だから監視機能(チェックアンドバランス)が大事なんだっていう近代民主政治の基本発想にもつながるはずなんやがね(ちなみに当然のことだが、こういった事例はジョン王や万暦帝などの暗君はもちろん、タレーランやナポレオンなど有能・老獪とされてきた人物にも言えるわけで、洋の東西を問わず、また有能・無能の問題でもないと言える)。
 
 

 
 
 
などと考えていたら、1時間は待たずにオマール海老の素敵なアイツを受け取ることができやした!てかスタッフは店長と思しき人以外みんな外国人(フランス人?)の方なんやね。この遠征ついでに日本観光とかもして帰るのかな?
 
 
ともあれお味は・・・うーん、想像通りマイルドな口当たり。他の具材と絡めて食べてみようか。ふんふん、一つ一つが重すぎず、絶妙なバランスの上に成り立っている感じやね。ただもう一声ほしいいなあ、とスープをすすってみたら・・・
 
 
う、美味い!!
 
 
奥に沈んでいた玉ねぎと胡椒、そしてスープの絡みがあまりにジャストフィットしていて、これだけでも止まらない美味しさやで。ではイベリコ豚は・・・
 
 
ぬおっ、これも素晴らしい出来だ!露店でそれなりの時間も経っているだろうに、この珠玉の味はどうか。
 
 
正直このスープとイベリコ豚で勝負あり、というレベル。これだけでも十分食べた価値があったが、まあ強いて注文をつけるなら、すこし麺のツルツルが弱い(茹でる時間とかの不足?)印象を受けたが、まあ露店という環境でこの質を担保している点を考慮すれば致し方ないと思う。
 
 
☆は5段階で5。鼻詰まりデバフかかってこれなので、健康状態で食したら6まで突き抜けたんではなかろうかと思う。このために来た甲斐があったというものである。
 
 
さて、腹6分くらいなんでどうしようか悩んだが、翌日また来る元気があるかはさすがにわからんので、ここで3食目に挑戦することとした。
 
 
三つ目はオマール海老の隣にあった北海道味噌ラーメン。実は一番奥にあった「鶏白湯colorsレッド」も食欲をそそられていたのだが、オマール海老のヤツが思いのほかスパイシーだったんで、予定を変えてこちらにした次第。
 
 
 

 
 
 
こちらは人がほとんど並んでおらず、すぐに購入できましたよと。ちなみにネギ増し。
 
 
さてお味は・・・うーん、肉のパンチが弱い!あとネギが入り過ぎてて味噌の風味がほとんど前面に出てこない!ネギ増しにしたのは失敗やったとしても(店舗ならもっと器デカいだろうからそこまで問題にならんかったと思う)、写真でも自己主張の強い肉が、何かそこそこ美味い肉で味の濃さなどのインパクトがないのはいただけないっすわ~。
 
 
というわけで☆は3つ。鼻詰まり+腹が溜まっているデバフがあるとはいえ、3.5ってところかな。
 
 
とまあそんな感じで、今回のラーメンフェスも色々な発見があってなかなかに興味深かった。
 





 
気が付けばもう日も落ちてきたので、ここらで家路につくとしましょう。
 
 
来年のフェスにも期待しとります!

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