前に書いた桜蘭高校ホスト部だが、今では原作を三巻まで買ってアニメ版とどう違うのかを見るほどのハマりっぷりを発揮している。でもハニーくんがアニメ版ほど萌えないのが残念。やはりあのきゅーとな声がなくては破壊力が半減するらしい。とりあえずアニメ版を見終わったので簡単に感想を書いておくことにする。
[最終話について]
まず最初に書いておくと、最後はかなり無茶な内容だったw鏡夜による買収といった類の無茶はこれまでも何度となく(ギャグとして)あったわけで、まあ今さらあれこれ言ってもしょうがないとは思うが、いかんせん最後の二話で突然多くのキャラが新登場した上の急展開で明らかに消化不良のまま終わっている(※)。もっとも、原作終わってないのではっきりと終わらないのは予想していたし、さらにハルヒと環を単純にくっつけない製作者サイドのバランス感覚(※2)を考慮するなら、こうもあからさまに消化不良というか宙吊りになったのは、次への布石(必然性の創出)だと考えた方がいいだろう。突然表れた女性についても、環に呆れ捨てゼリフを吐いたりするのではなく、彼に対する名残惜しさを漂わせている。つまり完全な引き立て役・悪役ではない上に、環を再び求めてくる可能性が残されていると言える。以上のことから、最終話の消化不良と急展開は、全てが計算ではないにしても、二期への伏線と言えるのである。
※
一応直前の鏡也のエピソードが伏線になってはいるが、印象としては弱い。もっとも、DVDで続けて見るのとテレビで一週間空けて見る場合の印象の違いも考慮に入れる必要はあるが。
※2
くっつきそうでくっつかない、というのはいかにも長引かせる手のような感じはするが、今までの展開を考えればハルヒが突然環になびくのはいかにも唐突だし、「母への想い」という重要な共通項を台無しにしてしまうことにもなるだろう。ゆえに、環の懐に入ってくる女性が表れた場合にもハルヒが態度を大きく変えなかったことはむしろ高く評価できる。
[その他]
始めはホスト部の面々を「ずれた人たち」としてオモシロおかしく描き、孤独や母親を求める気持ちといった受け手にもわかりやすい内面や背景を徐々に描いていったところがやはり成功だったのではないか(ギャップが好きな人は多いらしいので:れんげ談)。あとは裏面を描くのをまずネタとして出す(れんげの撮影会w)ことで批判を和らげた所も、あざといといえばあざといが撮影会のエピソードが立派にネタとして成立しているので上手いと私は評価している。あと印象に残ったのは、軽井沢でハルヒが雷を嫌いなことに気付かなかった光が、ハルヒの言動を反芻しつつ「そんなことで気付けるかよ!」とか言いながらハルヒを探しにいくシーン。ちょっとミスチルのSignを連想しながら思わずなるほど~とうなった。その他まだまだあるが、機会があればまた改めて書くことにしよう。
[最終話について]
まず最初に書いておくと、最後はかなり無茶な内容だったw鏡夜による買収といった類の無茶はこれまでも何度となく(ギャグとして)あったわけで、まあ今さらあれこれ言ってもしょうがないとは思うが、いかんせん最後の二話で突然多くのキャラが新登場した上の急展開で明らかに消化不良のまま終わっている(※)。もっとも、原作終わってないのではっきりと終わらないのは予想していたし、さらにハルヒと環を単純にくっつけない製作者サイドのバランス感覚(※2)を考慮するなら、こうもあからさまに消化不良というか宙吊りになったのは、次への布石(必然性の創出)だと考えた方がいいだろう。突然表れた女性についても、環に呆れ捨てゼリフを吐いたりするのではなく、彼に対する名残惜しさを漂わせている。つまり完全な引き立て役・悪役ではない上に、環を再び求めてくる可能性が残されていると言える。以上のことから、最終話の消化不良と急展開は、全てが計算ではないにしても、二期への伏線と言えるのである。
※
一応直前の鏡也のエピソードが伏線になってはいるが、印象としては弱い。もっとも、DVDで続けて見るのとテレビで一週間空けて見る場合の印象の違いも考慮に入れる必要はあるが。
※2
くっつきそうでくっつかない、というのはいかにも長引かせる手のような感じはするが、今までの展開を考えればハルヒが突然環になびくのはいかにも唐突だし、「母への想い」という重要な共通項を台無しにしてしまうことにもなるだろう。ゆえに、環の懐に入ってくる女性が表れた場合にもハルヒが態度を大きく変えなかったことはむしろ高く評価できる。
[その他]
始めはホスト部の面々を「ずれた人たち」としてオモシロおかしく描き、孤独や母親を求める気持ちといった受け手にもわかりやすい内面や背景を徐々に描いていったところがやはり成功だったのではないか(ギャップが好きな人は多いらしいので:れんげ談)。あとは裏面を描くのをまずネタとして出す(れんげの撮影会w)ことで批判を和らげた所も、あざといといえばあざといが撮影会のエピソードが立派にネタとして成立しているので上手いと私は評価している。あと印象に残ったのは、軽井沢でハルヒが雷を嫌いなことに気付かなかった光が、ハルヒの言動を反芻しつつ「そんなことで気付けるかよ!」とか言いながらハルヒを探しにいくシーン。ちょっとミスチルのSignを連想しながら思わずなるほど~とうなった。その他まだまだあるが、機会があればまた改めて書くことにしよう。
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