駐車場&展望台を抜けると、途端に人気が少なくなった。ではここをまったり進もうと思った矢先・・・車が私の横すれすれを通り過ぎた。
思わぬ強襲に畦道へと避難して地面にひれ伏し、周囲の警戒を抜かりなく行う。こんな見通しのよい道でかつ森によるカモフラージュがあれば、どこからでも狙撃は可能だ。まして奴らのような特殊部隊であれば、私の頭を一撃で打ち抜くことなど赤子の手をひねるようなものだろう。
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しばらく待っても第二波がくる様子はない。考えてみれば警戒心を持たせた上で狙撃するなど下の下だし、仮にそう考えることさえも詰将棋の一手なのだとすれば、特に装備もなくこの地に足を踏み入れた俺はすでに術中にはまっていた、つまりチェックメイトというやつだ!
ならば、覚悟を決めて歩みを進めるだけよ。ここで終わる命なら、せいぜい次の世界では付け狙われないように生きるだけのことさ( ̄ー ̄)
すると山中への道がはっきりと見えてきた。おそらくこの先に研究所があるはずだ。待ってろよ、北条。このまま一人で死なせはしない(妄言)。
しかしてその先はバリケードで閉ざされていた。くっ、道は明らかに見えているのに、すごいプレッシャーで前に進めない。いや、あるいはカモフラージュで、隣の墓が秘密の入口になっているのかも・・・
あれこれ考えているうちに喉が痒くなってきたので、下劣なるわたくしは勇者の救出よりソープランドを優先し、これ以上の探索を断念したのであった。
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