フラグメント178:さよならを教えて、ソウルイーター

2015-04-05 12:17:17 | フラグメント

2011/06/29

 

<さよなら?>

描かれた世界そのものを楽しむってのは別にオカシな消費の仕方じゃないと思うけどね。ムンクの叫びみたいな?そうそう。言葉が空間に飛び交う仕組み。モノノケを図像として消費するように。カルトどころか、図式的すぎと批判されてもおかしくない。現実の女性を過度に神聖化、ねじれた父母(ファリックマザー)、過去の自分との融合と破壊、自己愛と自己嫌悪。まあ毒毒しすぎて構造を考えるに到らず。気持ち悪いもん見せんな。あれを見て自分のことだと思う人はちょっとヤバイしね。君が望むエイエンの批判性。

 

<ソウルイーター、メデューサの使い方移入無し>

俺は生前アラクネ様を見るとつい前かがみになる・・・そんな男だった。一巻の紹介系は割りたくなった。わざとらしいw太陽が一番のお気に入り。家にほすぃーわ。歯槽膿漏の月もよい。リズもよい。おバカっぷりと笑い声。希代のファンタジスタ大阪を彷彿と。一番ムラムラきたのはクロナ。いぢめられてる姿を見るたび鼻息荒く俺のラグナロク暴走wカエル魔女弱み握られボロボロ泣くシーン最高w武器と職人でカップリングに必然性を持たせる。相手へのリスペクトを感じさせる。自分を押し付けるだけちゃう。曲よい。アイワナビー。ED第二段は女性視聴者意識?一番お気に入りはマカとクロナが歩くやつ。三竦みうまい。

 

<ソウル2、悪人ぽい設定?、ゲーム感覚>

盲腸プライドメデューサに移入のフックを与えない。受け手が怒るのを先回りして怒る。考え無しの凡庸な展開に成り下がったのは残念だ。クロナとマリーの二人だけ、フリーとかが向うにいる可能性があるのに、明らかに無謀。中間を描けていない。それが疑心暗鬼にも繋がるのだろうし意図的な部分もあるだろうが、全体像が見えづらい。アシュラのアラクネに対する恐怖→母性で恐怖を包み込むことが解決策にはならん。死神の件→力を力で押さえてもダメ。承認はどうやって調達するのかね?それがなければ勇気とやらは蛮勇か独り善がりにしかならんぜ。みなが空気を読むことに汲々とする

 

<ソウル3>

優しくやらせてくれる「おかあさん」を探して三千里な身としてはマンマミーアな話だぜ!まあアシュラが胸に手を突っ込むシーンは久々にゾクゾクして鼻息が荒くなったけどw聖闘士のアテナがリンゴで。ジャンプで女が不意打ちにて殺される描写。前のナウシカの話と繋げる。ムラムラは下半身支配だがこっちは上半身支配。ソウルは包摂(清濁合わせ飲む)、アシュラは排除。理屈っぽさへの距離感はいいが、で何?の部分が弱い。死神様は魔道具集めてどーすんのかもこけ脅し。BJいらなくね?

 

<ソウル4>

原作読んで。死専門って設定もさることながら、ソウルは正義とかに距離を置いたシニカルな存在として描こうと(14巻)。涎。後にアニメの如く。距離あるがむしろリスペクト。アニメだとメデューサは徹頭徹尾敵。手を結ぶことありえん。BJが機能していない理由判明。ただ死神に疑いを持たせるためのブラフ。原作に比べ死神側に瑕疵がないような描き方になっているのでバランスを取るための仕込み(キムの件失敗ないし、メデューサとの取引も裏をかいた感じ)。父の死武専母のアラクノ。メデューサと対比?抽象に見えて、不安なアシュラへの対応と裏切りは単なる母の癒しでは不安解消と狂気解消不可。

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