歴史の風雪を感じさせるアーチをくぐり、レーダー門からローテンブルク旧市街へと入る。
新しく建てられた家も多く、ある種テーマパーク的な雰囲気を醸し出している。
その中で、写真奥のように古い建物も混在している。その理由の一つは、アウクスブルクの時も話題に取り上げた「空襲」である。第二次大戦の際、軍需工場の存在が理由で明確に狙われたアウクスブルクに対し(その点では川崎に似ている)、ローテンブルクは「誤爆」によって旧市街の多くが破壊されたのだ(これによる再建の話は、いずれまた触れることになるだろう)。なお、こういった歴史的建造物の破壊はもちろんローテンブルクに限ったことではなく、イタリアなどでも見られた現象であった。
念のため言っておくと、こういった出来事を元に連合国側の鬼の首を取ったような言説を弄するのは、枢軸国側の蛮行の数々(例:独ソ戦の虐殺)を何ら取り消すことにはつながらないという意味で愚かである。しかし、戦争というものの一般的惨禍を考える上では明記しておく出来事の一つだろう。
というわけで町の中心に向かって歩く。
最初の目的地、視聴者に到着!それじゃあまずは塔に上ってみますかね。
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