東京と埼玉の境界で極上のカツを堪能する

2023-10-28 11:27:13 | 飯関係
境界を旅するのはおもしろい。
 
 
これまでは武蔵野線巡り荒川巡り多摩川巡りなどを記事にしてきたが、日常のラインが茫洋としてくることによって、非日常が流れ込んでくるような感覚がたまらなく好きなのだ(歌で言うと椎名林檎の「眩暈」みたいな感じか)。
 
 
で、今回は東武練馬である。いや成増とか高島平に比べたら全然まだ東京-埼玉の境界から離れているやんけと思われるかもしれないが、高い建物が減り、菜園が散見されるその景色はもはや東京なのかと思えてくるし(失礼!)、そこに鉄塔などあった日には、もう何か不思議の世界に迷い込んだ心持ちになるのである(lainの風景みたいだわな)。
 
 
 
 
 
 
 
そんな東武練馬駅近くにあるのが、「米とひなた」である。
 
 
 



 
外観は何とも素朴でオーガニックフードとかやってそうだなという雰囲気だが、
 
 
 



 
ご飯、味噌汁、キャベツ全てがお替り無料、だと!?
 
 
これを見た時、和が心のふるさと「浜勝」を思い出した(まあ本店は長崎にあって熊本ではないんですがネ)。「浜勝はお替り無料をやめた!なぜだ!!」「コロナだからさ・・・」という謎茶番を連想しながら、この大盤振る舞いに戦慄する。
 
 
 
ま、まあお替り無料ってことはどうせ量産型やろ😅と心を平静に保ちつつ、店内へ。
 
 
 
 



 
 
注文したのはもちろんスペシャル定食。どっかの骨じゃないが、「なぜ最初から最強の技を使わないのか」ってヤツで、相手の奥義を全身で受けてこそ、その真価がわかるというものである。にしても、この無骨な内装と素材にこだわった食事というギャップがおもしろいな(・∀・)
 
 
 
 
 
 
 
 
それじゃあ戦いを始めますかね。まずは腹の調子を整えるためにキャベツから・・・
 
 
う、美味いっ!!
 
 
 
 




 
 
当時の自分を端的に表すとこうなる。せいぜい量産型の前座と思ってたキャベツなのに、シャキシャキどころかプリプリした歯応えに驚かされ、そしてほのかな甘みまである!完全に機先を制されたワイは思わず貪り食うのであった。
 
 
キャベツは四天王の中でも最弱、そう思っていた時代が自分にもありました・・・でも美味いキャベツはそれだけで人を魅了する、はっきりわかんだね😭
 
 
ならばもはや油断はすまい。
 
 
 



 
というわけで次に手をつけたのはメインのトンカツ。上手いトンカツなら塩以外ありえない派のワイはもちろん岩塩を降りかけそれを口に・・・
 
 
UUUMAAA!!!
 
 
おいおい、これなうめーもんが地球に存在していたのかい?だとしたら俺が今まで食っていたトンカツとは何だったのか(大げさ)・・・
 
 
そしてコンボをキメるため白米に移行するが、見るからにツヤツヤで強烈な自己主張をしていらっしゃる。口にする前から結論は出てるようなもんだが・・・
 
 
😭😭😭
 
 
もはや何も言うまい。俺が今日来たのは練馬という名のヴァルハラだったんだ。
 
 
その後は、ご飯も味噌汁もキャベツも当然のようにお替りしつつ、極上のスペシャルを堪能したのであった(ちなみに塩ばかり強調したが、練り辛子、ゆず胡椒など選択肢は豊富にある)。
 
 
他にもロースカツカレーやヒレカツ丼もある(お替りはできないが)らしいので、次回はそちらにもチャレンジしてみたい。

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