哀奴留

2015-08-24 17:22:32 | 感想など

昨日「アイドル」の記事を書いたが、 以下の内容が原文である。しかしまあ構造を理解せずに埋没する人間への侮蔑が余すところなく出ていますなあ(;´∀`)。ちなみにその中で出てくる女性の扱われ方は、女性管理職や女性議員の少なさとも関係すると考える次第。

 

 

宝くじとアイドルの類似性。
私は投資しないが、夢を感じる気持ちは理解できるので批判はしない。宝くじは「愚か者の税金」とも呼ばれる。つまり期待値的に儲かるようにできていない。それでもお金をつぎ込むなら、わかっててやりなよ。理解しないでやっててギャーギャー騒ぐのは見苦しい。

 

アイドルも同様だ。ハマり込んで時間やお金を投資すればいずれその人に到達可能であるかのような夢を見る(錯覚を得る)ことはできるが、当然それはプロデュースされた虚像にすぎない。今述べたような構造をゲーム的に楽しむならともかく、自分の所有物ないし信仰の対象のごとく考え、たとえば整形やら交際関係やらで裏切られたなどと騒ぐのはお門違いだし、またそれに投資しすぎて破産するのも宝くじに対してそうであるのと同様愚の骨頂である(そのゲームに価値が無くなったと思うならば、ただゲームの舞台から降りればいいだけだろう)。まあそうすれば、宝くじで時おり小額のバックがもらえるのと同様に、時おりSNSのリプライなどで骨折りが報われるかもしれないね。

 

AKBなどのランキングは「健気に頑張っている子達を応援する」という体裁をとることで、そのsensualな面とある主の宗教性を糊塗するのに成功しているように思える。別の言い方をすれば、私にはあれが現代版の巧妙な花魁番付にしか見えない(対象を「聖女」とみなすのも「娼婦」とみなすのも、相手を同じ(対等な)人間として見ていないという点においては同じである。より正確には、かつて存在した「神聖娼婦」の有り様が示すように、両者はコインの裏表と言えるだろう。なお、相手を対等な相手とみなさないという意味では、「臨死!江古田ちゃん」に登場する「猛禽」≒猫的な存在が男性に受ける理由も理解できる。つまりそれは、無害なだけでなく守ってやるべきか弱い存在として求められている、ということだ)。エロゲーやエロ漫画の受容消費のされ方を長い間見てきた私としては実に上手いやり方だなと感心するが、一方でそのゲームにベタにハマり混んでいる人たちや、その対象とされ低賃金とハードスケジュールの中「やりがい」という燃料を投下されAV女優的に使い倒されていくアイドルたちの姿を見ると、侮蔑や怒りを通り越して憐れみすら感じる。

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