昨日の記事ではAI作画の発達を取り上げつつ、誰もが自家発電の材料を自前で調達しうる時代の到来、すなわち「一億総伊東ライフ化(笑)」について述べた。
世界最先端の技術(?)が最も利用される局面が自らのリビドー発散というのは人間のサーガとして興味深いが、それを踏まえつつ現在のpixivなどでAIによる作成物の陳列状況を見渡すと、個々人の「癖」がもろに出て大変興味深い😀。
冒頭は「告白された女の子」というお題で投稿された一連の画像の一つだが、
同じく投稿された上記画像なども見ると、黒髪ロングが好きらしいことがわかり、思わず「ワシもじゃ!ワシもじゃ!」と徳川会長並感を発露してしまった小生である😍
え?お前はそもそもショートカット派だろって?ふぅ、やはりボーイです・・・八百万神を祭る乱婚の地日本の魂を受け継ぎし我もまた、その性質に倣って「オールレンジグリーン」が信条よ( 。∀ ゜)
という自分語りはさておき、同じキャラクターが色々な恰好をしているケースも見られる。それはもちろん、キャラクターのビジュアルという情報が固定されていれば、後は服装やポーズ、背景を変えるだけなんで量産しやすいって事情もあるんだろう。ただ、何というかそのキャラクターの佇まいや描いてるシチュエーションから、「これはウチの嫁どうですか系やなw」と感じ取れるところが微笑ましいものもある。お前は嫁を好きと公言しつつあれこれ観察・公開してキモがられがちな福満しげゆきかと🤣
また、違う容姿で体系はほぼ同じというようなケースも見られる。その中で私が興味を引いたのは、(妊婦でもないのに)お腹の肉のつき方とかがちょっと普通ではなく、そこに強い「癖」が感じられた。現状でもいわゆるちょいぽちゃ系のイラストを好き&得意とするartistは多く(古くはルーベンス師匠w)、その意味では新しいものとは言い難いが、無個性的になりやすいAI作画なればこそ、そういった「過剰性」がいっそう際立って見えるという特性に大変興味を抱いたのであった🤔
そほ他、前回取り上げた「プールでニーソックス」の事例にあたるが、AI作画の平板さという性質ゆえに、特にエロコンテンツでありがちな歪な体型やシチュエーション(服装など)の異常さが際立ち、結果としてある種の批評性を持ってしまっている点にも興味が湧いた(人の手によるものだとそこにネタであるがゆえの様々な手心・ポーズが反映されるためどちらかと言えばネタとして消費されるが、フラットなAI作画だと端的にそのまま異常性として現出する)。
これは、もちろん直接的な関連は全くないが、同時代の絵画を並べることで流行やその当時の画家の苦悩を追体験するBecoming Munch展を連想させるし、あるいはそうすることで流行のパターンが浮き彫りになるという意味では知のパラダイム(知識社会学など)とも類似する部分がある。
そういった理解から、私は今後もこのAI作画を「痴のパラダイム」の事例研究として取り入れていきたいと考える次第である(ちなみに、ここまで調べるのにムラムラしても体調悪くて抜くに抜けないのが苦しすぎてAI作画見すぎて三日目にして飽きがこようとしているので、しばらくは封印したいと思いマス)😀
※
一応真面目に書いておくなら、性的オリエンテーションは千差万別すぎる上、メタバース導入などで今後さらに拡張される可能性があるため、せいぜい時代・地域ごとの濃い・薄いは検証できるが、ユニバーサルな潮流を掴むのは砂浜の砂粒を一つ一つ分析し続けてその特徴を述べようとするようなものだ、と補足しておきたい(だからクィア理論とかがあるわけだしね~)😀まあこういうのは理論化すると同時に、常に懐疑的スタンスも持っておきやしょう。用法・分量を守って適切に・・・てやつだねw
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