ドイツ旅行 三日目:フュッセンへの道

2020-10-24 12:11:59 | ドイツ旅行

 

大聖堂を堪能した後絶望のライトニングダッシュからの・・・佇む人となったアウクスブルク駅前。それでも1時間近く経てば落ち着くわけで、18:30過ぎにはようやくフュッセン行きの電車に乗ることができた。

 

そして30分もすると見えてきた景色に度肝を抜かれる。

 

 

な、なんやあれは・・・と一瞬フリーズした後、アルプス山脈か!!?と納得する。こんな反応をしたのは、かの山脈がスイスと強く紐づいてイメージされていたからだが(ハイジ並感)、よくよく考えればオーストリアやスロベニアなど複数の国にまたがってるわけで、南ドイツに向っている状況で現れるのはまあ当たり前のことではある。

 

しかし改めてそれを目の当たりにすると、自分がいかに国境が陸続きである感覚を理解していないか思い知らされるとともに、不思議な驚きと感慨があるものだ。

 

 

 

少しづつ近づいてくる美麗で重厚な山々・・・それを見て思わず「俺はフリードリヒを超えるぞJOJO!!」とロンバルディア攻めの誇大妄想に浸っていると、一通のメールが。

 

なになに・・・「20時までにチェックインしねーと泊まれなくなるけど、間に合うってことでOK?」という今日の寝床からの確認メールだった(ちなみにレンタルwi-fiは機能してないので、緊急事態に備えて自前の回線でネットに繋いだんだったと記憶している)。

 

なん、だと・・・?いや確かにホテル予約する際に「20時までにチェックイン必須」とあったが、そんなに厳格なルールやったんか!?つかこれから優に1時間はかかるし、それで20時にフュッセン駅へ到着したとて、そこからさらにホーエンシュバンガウへ向かうとなると結論は・・・death or die(´;ω;`)一応電車に乗り遅れてしまったんで、そこを何とかお願いできないすかねと聞いてはみたが、やんわりと「だめぞなもし」と返ってきたので(このやり取りは非常に丁寧でした。トラブル回避のためとはいえ、そもそもリマインドがあること自体ちゃんとしてると言える)、諦めて別のホテルを探すことにした。

 

神聖ローマ皇帝から無宿人へと一気に落ちぶれた私は、外の景色に目を向ける余裕を失い

 

 

茫然とトイレの掲示を見る。笑顔がまぶしいなぁスミス・・・つか「キレイに使っていただきありがとうございます」的な表示って、遠回しな表現でプレッシャーをかけるのが得意な日本だけじゃなかったのね、と思いながら泊まるべきホテルを探すのであった。


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