マヌケなタイ旅行の思い出

タイ旅行のことを考えていたら、過去の旅行についても書きたくなってきた。というわけで、大学一年、つまり五年以上前になるタイ旅行について語ろう。

まずはその発端など。
かつてあるサークルに所属していたんだが、そこでタイの仏教美術に触れ、少し興味が湧くということがあった。そして同時期に、サークルの先輩がタイ旅行をしてきたばかり非常によかったという話だったので、何とな～くタイにでも行ってみようかしら、という適当な理由で決めた。

そこからは、ネットに繋いだりもしてなかったので、最もポピュラー(?)なJTBでタイ国際航空(ＴＧ)の便を予約することになった。ＴＧのくせにバンコク直通の便ではなく南のプーケット経由だったのだが、俺は唯々諾々と航空券を購入してしまったのだ(というかプーケットがどこにあるのかさえよくわかってなかったｗ)。

この辺の適当さがすでにヤバイ雰囲気を醸し出しているが、そこからは『地球の歩き方』を買うなどして割りと綿密に計画を立てていた、と思う。がしかし、その準備は砂上の楼閣に過ぎなかった。そもそも、成田発の時間が朝の７時くらいだったから、始発で行くとか前日から成田付近に泊まるとか考えなきゃいけない。まあそこはさすがにクリアした。しかし、後者を選んだ俺が成田駅に着いてやったことは、

駅近くのコンビニでマップを立ち読みし、どこのホテルに泊まるか決めること

だった。見よ、この行き当たりばったりっぷり。すでにデンジャーな香りがしているじゃありませんかｗまあそっからは大したイレギュラーもなくタイに着いちまったわけだが、そこからまたバンコクでの亜空間な日が始まるのであった…