最近の状況:読書編

2006-05-21 18:09:42 | 本関係
いずれ詳しく書くかもしれないが、備忘録を簡単に残しておこうと思う。


ドストエフスキー『地下室の手記』を読み始める。今まで読もう読もうと思いながら果たせずにきたが、いよいよ満を持してロシアの文豪に挑戦できるようになった。まだ30ページくらいしか読んでないが、自意識の曲がりくねった人間の精神構造をうまく表現していておもしろい。つうか主人公と俺がけっこう似てて苦笑したりしてるwテンションにもよるが、これを終えて『罪と罰』に向かいたいところ。


『少女レベッカ』『あしながおじさん』を読み終える。
『少女レベッカ』(角川文庫)は長くて疲れた。まず、原文そのものが堅いのかもしれないが、訳が堅いのが気になった。まあ1960年代の訳ってのはこんなもんか(『赤毛のアン』もそうだったし)。あと、全体として展開が粗いなあという印象。最後のオチも微妙。ただ、これに関しては続編の『レベッカの青春』というのがあるので、最初からこちらに繋げるつもりで書いてたのかもしれない。おもしろくないとは言わないが、『赤毛のアン』や『少女パレアナ』のように人に勧めるような作品でもないっつーのが正直な感想。


『あしながおじさん』はおもしろかった。主人公から「あしながおじさん」への手紙という形式をとっているが、大学で勉強するうちに洗練されていく文章や両者の衝突、主人公の世界観などが生き生きと表現されていて飽きさせない。ところどころに挿入されている絵もいい味を出している。まあ最後のあたりは駆け足な展開で微妙な感じだし、主人公があしながおじさんの正体に気づかないのもダッカーの首領Lに気づかないズバット並にありえない気もするが「まあそんなもんか」という感じだった。短くて気軽に読めるので、ライトな小説でも探している人にはオススメ。


んなとこですな。あとはまあ『ギリシャ悲劇』だとか『アーサー王の死』なんてのが手元にあっから、そちらも早いうちに(というかFate熱が冷めないうちにw)読みたいもんだ。

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