「仁義なき戦い」を見たのは大学生の頃だったが、題名のごとく裏切りの連鎖と一番汚いヤツは決して自分の手は汚さないという部分が特に印象に残ってはいたが、それだけだった(そもそも「とんねるずみなさんのおかげです」におけるパロディの元ネタとして見た、というのが正直なところだったので)。しかし、この町山智浩の「任侠否定映画である」という解説を聞いて、戦争への動員や中間管理職の立場といった大小様々な構造に通底する要素を意識した作品だということを知り、なるほど「アウトレイジ」などにも通じる話だと蒙が啓かれた感じがした。
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