森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤマトウバナ 2

2007年08月07日 | 自然観察日記
 小さな花でも作りはしっかりしています。シソ科の花です。トウバナは「塔花」、ごく普通の庭の雑草ですが、このヤマトウバナはそれほど適応力がなさそうでかなり弱々しい習性です。「トウバナ」と付くからといって庭の雑草と混同しないで大切に見守りましょう。

ホテルメトロポリタン丸の内

敬老の日 おくりもの

ヤマトウバナ 1

2007年08月07日 | 自然観察日記
 カニコウモリのそばに咲いていました。これも地味な植物ですから、派手な美しい植物で埋め尽くされるこの時期の亜高山・高山では注目されることも少ないでしょう。もっとも、ヤマトウバナは必ずしも亜高山の植物というわけでもなく低山にも生育しています。

ホテルメトロポリタン丸の内

敬老の日 おくりもの

カニコウモリは

2007年08月07日 | 自然観察日記
 カニコウモリは亜高山の植物。北アルプスの山麓部に出かけて見ました。久しぶりに出かけたのにあいにくの雨、普段の行いが良くないのでしょうか。傘をさして雨を避けながらの撮影ですからピンボケが多くて絵にならないのでがっかりです。
 学生の頃、南アルプスの赤石岳に向かう途中、転付峠 (でんつくとうげ)当たりで見たカニコウモリの群落がいまだに目に焼きついています。薄暗くて人っ子一人いない山道を重い荷物を背負っての山行でした。辛く苦しい感覚と、これを癒してくれたカニコウモリのイメージがいまだに残っています。地味な植物ですが、私の青春を思い出させる存在でもあります。