灯台下暗しというのはこういうことでしょうか。里山フィールドミュージアムに山の水辺区にガマの群落がありますが、久しぶりにそこを訪れて様子を観察していたときに気づきました。ガマの群落の中にヒメガマが混生しているではありませんか。いままで自生を見ていないなどと思っていたのに、目の前にあったのです。決め手は雌花と雄花の間に柄がむき出しになっている部分があること。もう雄花は落ちてありませんが付着していた痕跡がしっかり残っています。ヒメガマです。思い込みというのはいけませんね。ガマの群落にヒメガマが混ざっているとは思いも尽きませんでした。
いろいろ観察していると、こういう変わったものもあるのです。果穂の間にむき出しになっている柄がありますね。ヒメガマ?と言いたいのですが、残っている花穂は上下とも雌花の変化したものですからこれはガマです。雌花が途中で分裂するのはなかなか見れません。
生物の面白いところに例外が必ずといっていいほど存在するということでしょうか。一つの考えが数学的に白黒付けられないという面がいいのです。いろいろなことが想像できますからね。
生物の面白いところに例外が必ずといっていいほど存在するということでしょうか。一つの考えが数学的に白黒付けられないという面がいいのです。いろいろなことが想像できますからね。