オニドコロ 実 2010年12月30日 | 自然観察日記 実といっても種はとうに飛散してからっぽです。平たい翼状の突起が3方向に飛び出た構造。樹に絡まった状態で実の部分だけが風に揺れているという風情です。オニドコロというヤマノイモ科の植物。ヤマノイモのように塊根を食べることは出来ません。それにしても飛び出す種子に翼があるのはそれなりに説明も出来ますが、わざわざ実の本体までそれに似た構造を持つ必要があったのでしょうか。一見特殊な構造ですから、ここに来るまでの紆余曲折はあったはず、「何でだろうなぁ・・」などと考えをめぐらすだけでも楽しいことです。