森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

サンタンカ

2011年03月01日 | 自然観察日記
今日から弥生三月。「やっと」という気分と雪の量をみると「まだまだ」という気分が交差します。少々日の進み方にじれったさを感じるのですが、雪消え後の日程だけがどんどん埋まっていきます。いろいろな役が回ってきて今年はパニック気味です。早く野山に飛出したい気持ちを抑えて寒の戻りが来ないことを願っています。
絵はサンタンカ。ピークを過ぎた花ですから雌しべが脱落してしまったのかそれとも短花柱花でしょうか雌しべが見えません。それより今回はこの形に注目です。周期性を持った開閉運動をするのがある一方、この花は時間と共に内側の細胞が伸長するのでしょう、花弁の反り返りが日増しに激しくなっていくタイプです。冷温帯などあまり環境の良くない地域の生活形ではなそうです。