森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ペペロミア

2011年03月17日 | 自然観察日記
目立つ花から一変して、コショウ科・サトイモ科の植物はなんとも目立たない花を作ります。観葉植物の多くに名前を連ねているのですが花についてはほとんど話題に上りません。これはコショウ科のペペロミアの一種の花序。拡大鏡でも使わないと何がどうなっているのか分かりませんが、もやぁーとした毛のようなのがしべで、雄しべか雌しべこの時点では判然としません。一応両性花ということになっているので両方があるのかもしれません。
ここまでくると花粉の媒介は「風」でしょうからこういう地味な形態でも目的は果たせるのでしょうね。植物の適応の仕方に実に幅広なパターンがあるのに感心させられます。興味が尽きません。