最も早い木本の花がマンサクなら、最も早い草本の花はオウレンでしょうか。国上山にも沢山見られますが、あいにく降り積もった雪のせいで少々可愛そうです。白い花ですから、雪にまみれているとなかなか気づかれません。もっともこんな天候では歩く人もいないのですが・・・。
キンポウゲ科の植物は変異は「お家芸」。このオウレンもそういうところがあって、よく観察するといくつかの変異がありますね。この地はオオミスミソウの故郷で、オオミスミソウといえば雪割草と呼ばれ多種多様な園芸品種が生まれていますが、これを生み出すのは原種に多種多様なものを作り出す変異のしやすさがあるのです。