森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ウサギの食痕

2011年03月05日 | 自然観察日記
春山はまだまだ深い雪の中。それでも、何かを求めて雪原を歩いているといろいろなものが見つかります。雪消えは待ち遠しいのですが、この時期の遊び方もいろいろあるものです。
先日出かけたときに見つけたウサギの痕跡を集めてみました。残念ながらこのときはウサギそのものを見かけることはなかったのですが、各所に彼のいた痕を見つけ出すことが出来ます。これはタラノキをかじったあと。タラノキは山菜としてもてはやされますが、ウサギにとっても美味しいのでしょうね。この位置でかじったときの積雪量がわかります。タラノキは山林と里の境界辺を好んで生育する陽樹。これを食べるウサギも同じよな生活域ということが分かります。深い山地には生息していません。

ウサギの足跡

2011年03月05日 | 自然観察日記
これはよく知られているウサギの足跡です。向こうから手前に来た跡ですね。今回は足跡があまり多くなくて、この辺りにはあまり生息していないような気がしました。少し数が減ったのでしょうか。ウサギの数が減ると食害される木々は助かるかもしれませんが、これを餌にしている例えば猛禽などは困ることになるのですね。

ウサギの落し物

2011年03月05日 | 自然観察日記
雪の上に点々と糞がありました。まとまってすることもあるのですが、今回はそういう場所には出会えませんでした。移動しながら糞をするのかな?器用といえば器用ですね。