森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カンキチク ①

2011年03月03日 | 自然観察日記
変わった形態をした植物も多いもの。このカンキチクというタデ科の種もその一つでしょう。時たま観葉植物として花屋で見ることがあるかもしれませんが、葉なのか茎なのか定かでないのですがどこもかしこもぺったんこ、平たいのです。実はこの平たいのは茎に相当していてその節からはごらんのような花序が出てきます。(葉は先端に小さいのが付いています。)花を見ればなんとなくタデの仲間と納得はいくのですが茎や葉では分かりませんね。

カンキチク ②

2011年03月03日 | 自然観察日記
この茎、平たいものばかりではなく丸い茎いわゆるシュートも出します。調べてみるとこの種は南太平洋のメラネシアにあるソロモン諸島が原産だとか。日本では草本のように扱われていますが、低木状になるものらしくて4mくらいにはなるとのこと。花の後には赤い実が付くのだそうです。