棘のある植物をもう一つとりあげます。弾崎の少し南、二つ亀に下る斜面にあったヒロハヘビノボラズです。人が歩くすぐ脇ですからあちこち刈り取られた痕が痛々しい株です。花の時期でもなくひっそりとそこにあるのですが、私にとっては久しぶりの出会いにちょっと興奮です。「ヘビノボラズ」という名前が面白くて印象深い種です。
葉には距歯ガあるので他種との見分けが付きます。「ヘビノボラズ(蛇登らず)」の意味のように鋭い棘が特徴ですね。鋭い棘ですがジャケツイバラよりは優しい感じがしました。花は黄色で6月頃咲きます。実は秋に赤く熟します。