ニシキウツギは主に太平洋側の山地帯に分布するとあります。長野のほぼ中央の霧ケ峰高原はニシキウツギの分布するエリアで、新潟など日本海側のタニウツギとは分布が重ならないようです。そういえば、新潟県と長野県は隣接しているといえど県境の脊梁山脈を境にして実に植物相が変わることを実感しています。距離は圧倒的に新潟県に近いのにそこには太平洋側の種が生育するという場面を何度も目撃してきました。降雪の影響なのだと推測できますが、長野県でも雪が降るにしても新潟県の積雪量に遠く及びません。雪が与える生態系への影響の大きさを再認識です。