森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タマガワホトトギス

2016年09月05日 | 自然観察日記
今年初めてのタマガワホトトギすの花。秋に咲くイメージが強い花ですが気候によっては7月から花が見られます。深山の湿った場所でまとまって生育することが多く控えめな花でも結構にぎやか。早々と結実しているものも見られます。

タマガワホトトギスの花

2016年09月05日 | 自然観察日記
ヤマジノホトトギスは青系統の花、それに比べ黄色系統の花。個人的には、新潟ではごく一部にしか青系統のホトトギスは生育していませんから、黄色系統のこの種がホトトギスの基準になっています。

タマガワホトトギスの若い果実

2016年09月05日 | 自然観察日記
心皮が3つあることから三稜形。
「タマガワ」というのは京都の「玉川」に由来するのだそうです。それも、ヤマブキの黄色になぞらえてヤマブキの名所として知られる玉川にあずかったとか。なんとなく北日本の日本海側の種と思っていました。