森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キバナノヤマオダマキ

2016年09月22日 | 自然観察日記
ハナイカリに並んでキバナノヤマオダマキも出てきました。ヤマオダマキは花弁に青紫色の部分がありますが、この種は全体が薄い黄色で統一されています。ハナイカリに比べ圧倒的に大きく与える印象もまるで違います。

キバナノヤマオダマキの花

2016年09月22日 | 自然観察日記
この花は6・7月頃に見ることが多いのですが、草刈りをされたせいでしょうか花の季節がやや遅めです。みれば、周辺はササの原っぱが続いている中に作られた道路です。ササ薮の中ではなかなか生育できないものですが、人的に作られた開放された草地に適応して生きているという風情です。時々の草刈りには耐えることができるのでしょう。

キバナノヤマオダマキのつぼみ

2016年09月22日 | 自然観察日記
開花する直前の様子。花弁の距がとても長い花でここに蜜があるのでしょう。密に預かるのは蝶か蛾。かん口の長い種に限られます。そういう種と運命を共にするという道を選んだことになりますから、絶滅危惧種らしいのですがこの種だけの保護では片手落ちになります。