鏡池への脇道は藪のひどい道で顔のあたりにはササやダケカンバなどの低木の枝が茂り姿勢を低くして進まなければならない状態です。ハイマツの枝もあったりで湖岸まではそれほど距離はないのですが若干の傾斜もあって少し歩きずらいものでした。そんなかがみながら歩いているとハクサンチドリの数株が綺麗な花を咲かせてくれている場所に遭遇。ちょっと苦労した甲斐がありました。
亜高山以上の湿り気のある場所に見られるラン科植物です。白山に多いことから付けられた名前でしょうが、各地の亜高山・高山帯に見られる種です。しかし、どこに行っても群生するような個体数が多い場所に巡り合いません。だいたい数株位の個体群ですからこの花に出会うとなぜか癒されます。今年も高山に遊びに来たことを再認識します。