雑草扱いされ花も見栄えのしない種はスルーされ気味です。ギシギシの仲間もほとんど注目されないグループです。しかし、日光植物園にスラっとしたギシギシが生育していて目に留まりました。里山で普段見慣れているギシギシとは趣がかなり違いますからなおさら目を引きます。果実がまだできていない時期で図鑑に記載されている特徴の重要な部分が不明なのですがコギシギシという種に最も近そうな判断です。ギシギシの仲間にもさまざまあり一筋縄ではいきません。
ギシギシの仲間は両性花でスイバの仲間は雌雄異株だそうです。このグループをしみじみと観察したことがないので知らないことが多くありました。ごくそばに存在するものも知らないことが多すぎます。謙虚に学ぶことが大切と感じました。
アザミの花はノアザミ以外は秋に咲きますから葉だけの季節は敬遠しがちです。しかし、葉の季節でも理解できるときもあります。ノハラアザミもそのうちの一つで葉の切れ込みの感じで分かりますが、葉脈の色でもほぼ区別できます。