森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カントウマムシグサ

2019年07月29日 | 自然観察日記
カントウマムシグサという種名板がありましたからそれを用いました。周知のとおりマムシグサの仲間は変異が多く分類が大変難しいとされるものです。
この個体はムラサキマムシグサの系統でなく花は緑色をしている系統でした。個人的にはまとめてマムシグサでいいと考えていますから人に聞かれたらそう答えることがおおいですね。日光植物園の個体はどれも花が終わったばかりで新鮮な花を観ることができませんでした。

カントウマムシグサの個体

2019年07月29日 | 自然観察日記
日光植物園より高度の高い中禅寺湖周辺で観たカントウマムシグサです。まだ新鮮な花が観察されました。気温差による状態の差異が顕著です。この地域ではムラサキマムシグサは見かけませんでしたからカントウマムシグサという種は緑色の花を持つ種につけられているのだと気づきました。

ドクゼリ

2019年07月29日 | 自然観察日記
日本三大有毒植物ともいわれるドクゼリがありました。花もなく湿地の片隅に目立たぬように生育していました。種名板もありませんでしたから気づく人はほとんどいないと思いますが、もっと一般に知られてほしい種です。