森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

マタタビ

2019年08月04日 | 自然観察日記
初夏から奥山を車で走ると道路わきに白い葉をした植物をよく目にします。マタタビの葉が一部白くなって藪のようになっているのです。遠くからでも目立ちますからマタタビの所在がすぐにわかります。

マタタビの両性花

2019年08月04日 | 自然観察日記
マタタビは普通は雌雄異株。雄株と雌株があります。この花はおしべとめしべが見られますから両性花のように思われますが、おそらくおしべの機能はほとんどないと思われます。雌株と考えてよいと思います。ただ、マタタビやサルナシの仲間はまれに単独で結実する株があるようです。市販されているものはそういうものを増殖したものですから、正常な両性花をつけるものと考えられます。

マタタビの白くなった葉

2019年08月04日 | 自然観察日記
マタタビは白くなるだけですが、ミヤママタタビは赤味が出ますからこの色彩の差だけで種を判断できます。花の季節に色づくためポリネーター(花粉媒介者)に花の所在を遠くからでもわかるようになっていいると考えられます。