マタタビは普通は雌雄異株。雄株と雌株があります。この花はおしべとめしべが見られますから両性花のように思われますが、おそらくおしべの機能はほとんどないと思われます。雌株と考えてよいと思います。ただ、マタタビやサルナシの仲間はまれに単独で結実する株があるようです。市販されているものはそういうものを増殖したものですから、正常な両性花をつけるものと考えられます。
マタタビは白くなるだけですが、ミヤママタタビは赤味が出ますからこの色彩の差だけで種を判断できます。花の季節に色づくためポリネーター(花粉媒介者)に花の所在を遠くからでもわかるようになっていいると考えられます。