森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コシジシモツケ

2019年08月05日 | 自然観察日記
里山では6月の花。田子倉湖の縁では7月の花。標高差は500mほどですがこれほどの差が出るのは雪消えの時期に関係します。夏にコシジシモツケの花をめでることができるのは三国山脈などの高山か深山の沢筋ということになります。

コシジシモツケの花

2019年08月05日 | 自然観察日記
白い花が多い季節ですがミンクの花はとても華やかで豪華な感じがします。バラ科の種で小さな花が沢山集合している形態をしています。一つ一つの花は両性花で小さな花弁がありおしべめしべがあります。

コシジシモツケの葉

2019年08月05日 | 自然観察日記
シモツケソウやキョウガノコと呼ばれる品種との差は、葉が決め手で葉柄に小さな葉片が生じ複葉の形質になるかならないかという点です。コシジシモツケは複葉に見えます。とはいえすべての葉で見られる形質でもありません。出たりでなかったりで沢山の葉を見て判断する必要のあるものもあるようです。

白花のコシジシモツケ

2019年08月05日 | 自然観察日記
まれに白い花のコシジシモツケが見られます。今回桃色の花の個体の脇に白い花をつける個体を見つけました。白い花をつけるオニシモツケも自生しておかしくない地域ですからしっかりとオニシモツケでないことを確認しました。コシジシモツケの白花種はかなり珍しい個体になります。