森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

サワラ

2019年08月30日 | 自然観察日記
ヒノキ科のサワラです。自生のサワラを目にするのは初めてで興味津々。岩手県以西に生育するのだそうですが、新潟県内に自生するような話を聞いたことがありません。駒止湿原の湿原の縁にかなりの個体群がありました。湿地を好む種のようで認識を新たにしました。

サワラの葉裏

2019年08月30日 | 自然観察日記
ヒノキとよく似ている種です。両種を区別するのに最も確かなのは葉裏を見ることです。葉裏の白い気孔帯がヒノキはY字型になり、サワラはX字型になります。蝶ネクタイのような文様と覚えておいても良いかもしれません。

サワラの樹形

2019年08月30日 | 自然観察日記
湿原周辺に見られたサワラの樹は10~15mといったところ。サワラは木曽五木の一つで建材などの利用の高い樹木です。(木曽五木:ヒノキ、アスナロ、クロベ、コウヤマキ、サワラ)

サワラの樹肌

2019年08月30日 | 自然観察日記
木道近くにあった亜高木の樹肌です。大木に育っていないこともあって樹の肌は乱れているようです。枝の痕跡や凹凸が目立つ状態です。このような樹でも数十年は経っているのだと思います。20mの大木に育つのにかなりの年月が必要になります。