森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマガマズミ

2019年12月27日 | 自然観察日記
全国の山地帯に見られる低木です。ガマズミと共存しますが、海岸沿いには見られません。木陰で5月白い花を咲かせます。

ミヤマガマズミの花

2019年12月27日 | 自然観察日記
ミヤマガマズミは装飾花を持たない散房花序と呼ばれる花序で両性花のみをつけます。受粉後秋には赤い果実をつけますが、ガマズミに比べ大きめで澄んだ深紅の果実になります。

オオタチツボスミレ

2019年12月27日 | 自然観察日記
多雪地域の日本海側に多く自生するオオタチツボスミレです。親見湿原は自生地域の真っただ中という位置にありますからごく普通に見られます。花は大きめで大きな群落を作ることもしばしばあり実にいい景観を作ります。日本海側の名花といってよいかもしれません。

オオタチツボスミレの花

2019年12月27日 | 自然観察日記
タチツボスミレの仲間は沢山ありますが、私はタチツボスミレの系統で距の色が白ければオオタチツボスミレにすることにしています。どの種も研究が進むにつれ細分化される傾向が強いのですが、ざっくり理解したいときには細かく分類された資料はとても扱いものです。