多雪地域の日本海側に多く自生するオオタチツボスミレです。親見湿原は自生地域の真っただ中という位置にありますからごく普通に見られます。花は大きめで大きな群落を作ることもしばしばあり実にいい景観を作ります。日本海側の名花といってよいかもしれません。
タチツボスミレの仲間は沢山ありますが、私はタチツボスミレの系統で距の色が白ければオオタチツボスミレにすることにしています。どの種も研究が進むにつれ細分化される傾向が強いのですが、ざっくり理解したいときには細かく分類された資料はとても扱いものです。