ミヤマザクラ

新潟県内では出会ったことが無いミヤマザクラが赤い実を沢山つけていました。サクラの樹であることはすぐ分かるのですが雰囲気がかなり異なっていてミヤマザクラにたどり着くのみ少し時間がかかりました。

ミヤマザクラの果実

とにかくおびただしい果実が実っています。決め手は果実の基部に葉状の苞があることで、この性質は他のサクラ属にははありません。7月に赤く色づきやがて黒く熟します。花の季節にかつて長野の菅平で観たことがありますが、あまり気付かない種です。分布は北海道から九州まで全国に自生しているようです。新潟でもわずかに湯沢の県境などに採集記録がありました。

ミヤマザクラの葉

樹は大木ですがヤマザクラやカスミザクラに比べ葉が小さいのが特徴の一つでしょう。