ヤマウコギの果実 2020年08月20日 | 自然観察日記 里山にも見られるヤマウコギが実をつけていました。海抜900mほどの観音沼ですが低山性の種も多く見られます。雌雄異株の種で花は目立たない緑白色。散形花序で全体球状に果実をつけています。
ヤマウコギの葉 2020年08月20日 | 自然観察日記 葉は掌状複葉です。若葉は山菜として利用され、「ウコギご飯」にして食べることはよく知られたことです。上杉家(主君は景勝)の家老である直江兼続は米沢藩にいたころにヤマウコギを屋敷に植えて飢饉に備えるようにと指示したという話を聞いたことがあります。そんなことから「ウコギご飯」を「兼続めし」というのだそうです。
コバノイチヤクソウの葉 2020年08月20日 | 自然観察日記 今年はあちこちで見ている種で、普通は針葉樹林帯に多いとされるのですが、ここでは観音沼を取り囲むブナを主にした雑木林の林床に生育しています。