全体的には観音沼は「沼」というより湖でどちらかといえば貧栄養の湖に見えました。しかし、嶽観音堂近くの一角は浅瀬でいろいろな水草が見られました。浮遊性の水草の一つにジュンサイがありました。ハゴロモモ科という分類になります。新芽が粘質物に包まれていて食用になることはよく知られています。
ジュンサイは浅い富栄養の池によく生育するといわれます。観音沼は古くからある湖のはずですがジュンサイの生育がこの程度ですからようやく富栄養化が少し進んできたのでしょうか。遠くにはヒルムシロの群落が見られました。