森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

トキワヒメハギ

2021年01月06日 | 自然観察日記
花が少ない中で目を引いた花の一つです。ヒメハギ科の低木でトキワヒメハギという名板が付いていました。ヨーロッパ原産の高山性の種だそうです。

トキワヒメハギの花

2021年01月06日 | 自然観察日記
ヒメハギ科の種は誤解されよい花の構造をしています。花を分解してみるとはっきりするのですが、花弁は黄色い部分でおそらく3枚あります(2枚は退化?)。紫色の部分は2枚の側がく片とさらに下に3枚のがく片になっていると思われます。内部にめしべと複数のおしべが隠れています。

トキワヒメハギの葉

2021年01月06日 | 自然観察日記
ヒメハギ科の種は世界的に広く生育するそうですが、日本にはヒメハギ科の種があまりありません。新潟ではヒメハギ一種しか観ることができませんから馴染みの薄いグループです。