森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シラキ

2021年05月03日 | 自然観察日記
新潟県内ではかなり貴重なシラキがありました。落葉の亜高木ですがまだ若木で3mにも達していません。葉が展開したばかりで花もなければ至って特徴のない状態です。弥彦山塊の山麓部に特異的に見られる種で他には村上や糸魚川と佐渡にごくまれに点在しているという種です。

シラキの葉

2021年05月03日 | 自然観察日記
シラキはトウダイグサ科の木本。知名度が低いものの紅葉が美しい種として知られています。他県でまれに観る機会がありましたが、いまだ花や実などは確認しておらずそれに紅葉の姿も見ていないのが情けない話です。

ケヤキの奇木

2021年05月03日 | 自然観察日記
シラキが見つかった近くにユニークな形をしたケヤキ大木がありました。洞になっているのですが表面の樹皮は生き生きとしています。こんな樹形を見るとこの樹がたどってきた歴史を想像することができます。おそらく、何度かの伐採を経て萌芽して今に至っているのでしょう。ケヤキは固い材ですが、腐れは早く枝の切り口から腐れが入り内部が朽ちたと思います。