信州の地でキツネアザミに出会いました。古くからの帰化植物とされているもので主に西日本や太平洋側の農地の周辺に見られる越年生の一年草なのだそうです。新潟県内ではなかなか見ることのできないすですが、7~8前に丘陵公園の里山フィールドミュージアムの交流館ができたころ芝地に偶然発生した個体を見たことがあります。興味津々で大事に育てていたのですが気を抜いたある日画一的な芝刈り作業で消えてしまいました。その後再度発生しないかとみているのですが顔を見ることはありません。造成した芝に種子が偶然紛れていたのだと思います。
「アザミ」といってもアザミ属ではなくキツネアザミ属という別属で棘はありません。花は5月に咲くので4月の中頃はまだこんな状態で固いつぼみです。咲くと頭状花の先端にもやもやとした桃色の管状花が沢山出てきて可愛く滑稽な姿になります。もう一度その姿を見たいものです。