名前が気に入ったので小さな苗を持ってきたのですが、以来およそ20年もの間小さな鉢で暮らしています。日陰暮らしの好きな低木ですから、水さえ切らさなければ十分適応できるようですね。おまけにオオカメノキやガマズミなどと同じ仲間とも思えないほどの地味な小さな花です。なかなか花を見せることはないのですが、今年は機嫌よく咲いてくれました。秋には赤い実を見せてくれることでしょう。
ミツバツチグリに似た花ですが、葉の小葉が5枚あるので見分けが付きます(キジムシロは7枚とか9枚のもあります。県内にはないと思います)。沢釣りなどをしているせいでしょうか、この花は沢沿いの日当たりいい涯などで良く出会います。水と涯とこの黄色の花がなんともいえない景観を作るので、私にとっては心に刻まれた花ですね。あってもいいのですが、あまり長岡の周囲の里山では見た記憶が薄いのはなぜでしょうか。
油分が多いことから付けられた名前だそうで、クスノキ科の植物特有な匂いの持ち主です。雌雄異株ですから雄花しかありませんからこの株は雄株ということになります。里山ではもうとうに花は終わっていますが、深山の谷筋にはまだ花が見られます。やっと春なのですね。
国道252を大白川から只見へ行く途中浅草岳の東面が見れます。残雪期のこの時期が最も美しい姿ですね。ここを通りかかるといつも車を止めてゆっくりと眺めます。今回は幸運にも良く晴れてくれました。こんな機会もそうないことです。
左側に鬼ケ面に続く険しい稜線がみえます。そういえばこの稜線近くにベニサラサドウダンの群生地があったことを思い出しました。久しぶりに見に行ってみたい気分になりました。
左側に鬼ケ面に続く険しい稜線がみえます。そういえばこの稜線近くにベニサラサドウダンの群生地があったことを思い出しました。久しぶりに見に行ってみたい気分になりました。
枯れたコナラ(と思います)にフジが巻きついて花を見せています。ここだけ切り取って見ている分には自然の中の日常の姿でしかありません。しかし、私は一抹の不安というか止められないもどかしさも含めてある種の絶望感さえ抱いてしまいます。
放置された里山にはフジが大暴れをしています。大木巨木が藤に巻きつかれて枯死している姿をしばしば目にするようになりました(特にスギ林がひどいですね)。花の時期は大量の花を垂れ下げ人々を魅了しますから、花の美しさに気をとられフジの脅威を見過ごします。
もう一つがナラ枯れの進行です。昨年は十日町(信濃川沿い)や魚沼(魚の側沿い)で山を赤く染めるほどのナラ枯れがあったと聞いています。おそらく今年も同じようなことがさらに奥まで見られるのではないでしょうか。
ナラが枯れた場所は日当たりが良くなり、フジにとっても格好の生育場所になりますね。十年もすると景観が全く違ったものになってしまうことは確実なことでしょう。
放置された里山にはフジが大暴れをしています。大木巨木が藤に巻きつかれて枯死している姿をしばしば目にするようになりました(特にスギ林がひどいですね)。花の時期は大量の花を垂れ下げ人々を魅了しますから、花の美しさに気をとられフジの脅威を見過ごします。
もう一つがナラ枯れの進行です。昨年は十日町(信濃川沿い)や魚沼(魚の側沿い)で山を赤く染めるほどのナラ枯れがあったと聞いています。おそらく今年も同じようなことがさらに奥まで見られるのではないでしょうか。
ナラが枯れた場所は日当たりが良くなり、フジにとっても格好の生育場所になりますね。十年もすると景観が全く違ったものになってしまうことは確実なことでしょう。
ここは魚の川の支流、破間川に面した山の斜面です。昨年(あるいはその前年)に枯死したナラ類の木々の残骸がおびただしく存在しています。周囲にはナラ類の木々はもっとあるでしょうから今年もその中から何本かは枯れると思います。カシノナガキクイムシという害虫が原因ということは分かってはいるものの、なす術がないのです。食害されても頑張れる耐性のあるナラが出現してくれることを待つだけなのです。
苦手な方もおられるようですが、今回はヘビの話です。先日、山道を行くと岩の周りに草が生えている所にヘビが顔を覗かせていました。アオダイショウです。私もハッとしましたが、彼(女?)も驚いたのでしょう、気づくのが遅くて彼(女?)が逃避行動に出てしまいました。
草に覆われた形でよく分からなかったのですが、2mを越えるとても大きな個体と想い少々引いてしまいました。しかし様子がおかしいのでよく観察すると、実は2匹のアオダイショウが交接の最中だったのです。突然の私の出現で2匹のアオダイショウ、驚いたのでしょう別々の方向に逃避行動を起こして、長い一本のひも状になってしまったのです。いやいやながらの行動のようで交接部分が2匹をつなぎとめています。
未練があるのでしょうね。お互いがゆっくり離れるものですから、交接器がむき出しになってしまいました。こんな映像はめったに見れるものではないですね。美しい花を見た感動とは違うけれど、強烈な印象が残りました。大スクープです。
しぶしぶという態で逃げていくアオダイショウ、もっと早くに気づけば邪魔をしなかったのですが・・・。かわいそうなことをしてしまいました。アオダイショウの交接は3時間も行われるとか。実は自分の前に15分か20分前に人が通って行ったはずなのですが、それを考えると2匹が出会って営みを始めたばかりのときに邪魔をしたことになります。アオダイショウの繁殖が上手くいかなくなっては大変ですから、また再び会えることができるよう願ってやみません。
調子に乗って「これもいただき!」と思って手にしたキノコはニガクリタケ。これはいけません。猛毒のキノコです。傘を返さなければニガクリタケとは気づかない大きさで、栄養状態の良い個体でした。ニガクリタケは通年見られる有毒種です。
ヤマウルシに比べ数段危険なウルシがこのツタウルシです。近くによるだけでかぶれる人がいるくらいの代物ということになっていますが、あいにく私は何の変化もありません。樹液を付ける等特に人体実験をしてもいないので、どの程度の反応が出るのか定かではありませんが、危険なものということですから気をつけましょう。紅葉はとても綺麗でつい持ち帰って見たくなりますがダメですね。