つぼみの状態も記録に値しますから載せました。10個ほどののつぼみが垂れ下がっているさまはクサボタンを思い起こさせます。
ところで「グンナイ」は山梨県にある地名だとか。「フウロウソウ」の由来は不明で普通「風露草」という文字を当てています。あるネットの記事に、これは「風呂」と関係があって三方がふさがれ焚き口である方が開いている構造、いわゆる「コ」の字型の構造の象徴で、フウロウソウが生育する場所が三方が木々に囲まれ風呂の焚き口に相当する開かれた処を好むことから「風呂草」というところから・・というのがあり感心した次第です。
ところで「グンナイ」は山梨県にある地名だとか。「フウロウソウ」の由来は不明で普通「風露草」という文字を当てています。あるネットの記事に、これは「風呂」と関係があって三方がふさがれ焚き口である方が開いている構造、いわゆる「コ」の字型の構造の象徴で、フウロウソウが生育する場所が三方が木々に囲まれ風呂の焚き口に相当する開かれた処を好むことから「風呂草」というところから・・というのがあり感心した次第です。
八島湿原を訪れた時の一番の花盛りの一つがオオカサモチでした。セリ科の大形の草本。一つの個体の花序も大型で白い散形花がびっしりついていてボリュウムがあります。それが群落をなしているわけですからなかなかの迫力。
ニシキウツギは主に太平洋側の山地帯に分布するとあります。長野のほぼ中央の霧ケ峰高原はニシキウツギの分布するエリアで、新潟など日本海側のタニウツギとは分布が重ならないようです。そういえば、新潟県と長野県は隣接しているといえど県境の脊梁山脈を境にして実に植物相が変わることを実感しています。距離は圧倒的に新潟県に近いのにそこには太平洋側の種が生育するという場面を何度も目撃してきました。降雪の影響なのだと推測できますが、長野県でも雪が降るにしても新潟県の積雪量に遠く及びません。雪が与える生態系への影響の大きさを再認識です。
かれこれ15年ぶりになるでしょうか信州の霧ケ峰高原の一角にある八島湿原に立ち寄りました。雨予報でありながら予想外の晴れ、快適な散策ができました。国の天然記念物に指定されている高層湿原です。かつて北側のコースを歩いたことがりますが、今回はビジターセンターから出て南側のコースを往復。全体にヨシが多いような・・乾燥化が進んでいるという印象でした。
ビジターセンター脇の道路をくぐるトンネルを抜けるとまずはバイカウツギが迎えてくれました。さすが、海抜1600mを超す高さですから7月初めはようやく花の季節。1個体でも十分存在感がありました。そこは広場になっていて、その先には解説版がいくつか設置されています。シカ除けの金網が張り巡らされた湿原内にはほかに見当たらず、ここに自生していたものか今になって疑問を抱いています。