駐車場に続く歩道のレンガ張りの隙間に根を下ろしたウツボグサ?です。かなり繁茂していて2m四方くらいの面積がありました。とにかく小さい個体で別種とおもいいろいろ調べてみても該当するものが見つかりません。小さいという以外ウツボグサそのものです。「コウツボグサ」とでも名付けたいところ。園芸的に半数体というものを作ることがあるのですが、まさにウツボグサの半数体の印象があります。(半数体は小型になります)
花の色や形はウツボグサです。ただ小さい花です。この花を見たのは一カ所だけで他にみていません。日光に生息するウツボグサが小型の形質という話はしりません。自生のものか園芸的に作出されたのが逸出してきたのか、あるいはまだ知られていない他国の種が帰化したのか ・・謎です。
花弁が白くなっているのでかなり色あせた状態。金平糖様の果実が成熟しはじめている証拠です。ピンボケで分かりにくいのですが果実の先が湾曲し引っかかりやすい構造をしています。この種も「ひっつき虫」の一種で秋草むらに踏み込むと衣服に付着するという性質があります。どこかからひっついてきてこの駐車場で振り落とされて生育しているのでしょうか。
戦場ヶ原の駐車場に見られたいわゆる雑草でいままで取り上げたことのないものがありましたから紹介しておきます。ミチヤナギはなんとなく帰化植物かとも思っていましたがどうやら在来種扱いされているようです。日本各地の荒れた場所に普通に見られる種です。
駐車場の縁には見慣れない帰化植物がいくつかありました。戦場ヶ原の本体よりもこの日は駐車場の周辺に釘付けです。
見慣れないキンポウゲ科の種が繁茂している一角がありました。持ち帰っていろいろな資料を取り出して得た結論がコバノハイキンポウゲです。
見慣れないキンポウゲ科の種が繁茂している一角がありました。持ち帰っていろいろな資料を取り出して得た結論がコバノハイキンポウゲです。
花の大きさは2cmくらいでキンポウゲそのもの。ただ、つる性で地面を這うように広がっています。やはり北方系の帰化種のようですが、カバープランツとして園芸用に利用されていたものが逸出したような説明がありました。